北条光〜弐〜
放課後。
響のクラスの生徒の帰りを確認し、向かう。
「すいませーん、先輩居ますかー?」
あっ、先輩で伝わるかな?
「響ー、可愛い後輩さんが来てるぞー」
「へ?」
流石一年生の中でも人気の高い釘刺先輩。
『そういうの』には敏感なんですかね?
「ゲッ…」
「先輩、朝ぶりですね!」
うわ、嫌そうな顔。
私と話しててそんな顔するの先輩位ですよ?
「で?何の用?」
「一緒に帰りませんか?」
「却下、もっとマシな案を思いついてからこい」
ちぇっ。
…あっ、いい事思いついた!
「先輩!」
「なんだま「あの責任取って下さい!」はぁ?」
必殺!『ある事ない事でっち上げよう作戦!』
説明しよう!あ、要らない?そう…
「あ、あの事?」
「そうです!私に『あんな事』しておいて!忘れたんですか!?」
「何か、あれか?」
お?
上手くいったかな?
「お前、朝のやつ根に持ってんのか?」
朝…あぁ。
「そーです!まだ体が痛いんですよ!?」
「悪かったって」
「いーえ!許しません!ですが!」
何だよ、と先輩は混乱している。
「一緒に帰ってくれたら許し「却下」えー」
「お前ならもっと良い奴に送って貰えるだろ」
「いやー先輩だから良いんですよ!」
先輩の頭の上にハテナが見えます!
「先輩ちょっとこっち来てください」
「な、何だよ」
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「で、何だよ」
「此処なら良いですかね…」
先輩は呆れ顔。
当たり前っちゃ当たり前か。
「私、最近ストーカーに遭ってるんです」
「それ、信じる奴居ると思う?」
「少なくとも、釘刺さんは信じましたよ?」
あいつは…とか言いながら先輩は頭を抱える。
「で?其れを何で俺に言うんだよ?」
「先輩なら何とか出来ないかなって」
「俺にどうしろっての?」
頼りないなぁ、本当。
「いいっですから!私の帰路に付き合って下さい!」
「分かった!分かった!だから引っ張るな!」
よし、言質はとりました。
「じゃあ行きますよ!」
「はぁ…」
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「ふんふーん♪」
「えらくご機嫌だな?」
「そりゃそうですよ!やっとストーカーが消えるんですよ?」
内心ウッキウキ!
「ん?」
「?先輩、どうかしました?」
ストーカーですかね?
「ちょっと隠れてろ」
「あっ、はい」
な、何?
アイツらに何か頼んだ記憶は無いし…
「…」
「デケェな…2mはあるか?」
追っかけだー!
最悪…どうしよ、先輩死んじゃうよ…
「お前が…」
「あんたがか?」
やばい話が平行線すぎる。
私が行っても止まらないだろうし…
「死ね」
「危ねぇ!」
始まったよ…
先輩ごめんなさい…
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「しぶといな…」
「簡単にやられるかよ!」
嘘でしょ…
一時間は戦ってる…?
「ふぅ…」
「はぁ…はぁ…」
でも、先輩の方が疲労が大きい。
このままじゃ殺される!
「そろそろ…トドメを刺してやる」
「うるせぇよ…ストーカー風情がぁ!」
あ
「は?貴様がストーカーだろう?」
「惚けんな!お前40は行ってるだろ?高校生ストーキングして恥ずかしくねえのかよ!」
「待って!」
意を決して飛び出す。
「出てくんなよ!」
「お嬢様!ご無事ですか!?」
「あ?」
「うむ?」
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〜事の顛末説明後〜
「申し訳ない!」
「いや、此方こそ」
「お嬢様に選ばれた人だとは露知らず!」
「いや、だから」
「ついてはこの蛭嵜!切腹でもして…」
ブチッ
「嗚呼もう!うるっさい!」
「お嬢様!?」
「うじうじすんな!『勘違い』で終わり!」
これだからコイツは…
「なぁ俺帰って良いか?」
「ま、また埋め合わせします…」
クソ、コレだからホントに…
「では、また」
「ええ、『また』」
次会うのは学園。
絶対に恥を描かせてやる!
つい先日、pv数が1500を突破しました!
これからも『妖蔓延る世界のお話』を宜しくお願いします。




