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第02稿04話~ヒットマンVS経験値スレイヤー4~


__魔獣使い|特待生寮


 ここは寮の裏手。先ほど鷹の目を使った時にここに倒れてる奴が見えたのでやってきた。

 ちなみに双子の私室の窓の目の前である。双子の前でコイツが倒れなくて良かった。

「やぁ、大丈夫かな」


「……お前、何したんっすか」


「いや外で倒れてるのが見えたから来たんだけど」


「……うぅ、酷い気分っす」


「手は必要かな?」


「要らないっす」


「そっか、無事そうで良かったよ。ところでまだ学園長は双子の私室にいる様だけど」


「入れ違いっすか。ついてないっす。戻るっす」


「おっと僕も一緒に行くよ」


「そうっすか」


 ライダーは起き上がって窓を開けて中に入る。

 うわぁ、そう言えば窓から出入りする人だったね。

 流石に人としてのマナーがかけていると思うよ。僕はちゃんと扉から行こう。

 丁度、裏口が見えたので開けて中に入る。出たところは畑の扉があった厨房だった。

 あれ?後ろを見ると風景が畑だった。この裏口、外から中に入る時は一方通行なのか……


「あれ、どうしたんですか?」


 畑側から顔を覗かせるフィオ。フィオは黒髪美人である。

 大和撫子系美女が鍬担いでるのは結構迫力あるな。

 しかし転生者って皆、美形だよなぁ。 

「あぁ、いや。裏口を使わせてもらっただけだよ」


「そうでしたか」


「あぁ作業中だった?邪魔しちゃったかな」


「大丈夫です。では失礼しますね」


 うん、何だかカタナとかトキトーとは違って笑顔武装されてる気がする。堅いな。

「お仕事頑張って」


 返事は無い。何故なら既に扉が閉められているから。

 よし、双子の私室に行こう。

 扉をノックすると返事が返って来たので入る。


「失礼します」


「用事は終わったのか?」


「えぇ、大丈夫そうでした」


「ほっほ、無事でよかったのぅ」


「話は伝えといた。明日、出発だ」


「え?早すぎない?」


「クライン王子の妨害が無く王都から出れるなら早いに越したことはない」


「そういう裏的な事情かー。分かった」


「1人1人参加するか聞いていくからのう。引率の先生を1人立てる事にするから気を付けて行ってくるんじゃぞ」


「他に先生居るんですか?」


「勿論居るぞ。儂は学園から離れられないからのう。優秀な先生を付けるから安心してくれ」


 大体、その先生が怪しかったりするんだよな。

 確かにクラインとか言う悪人王子がダウンしてる今がチャンスと言えばチャンスだけど。明日かぁ。

 カタナの卵モード何時解除されるかわかんないんだよなぁ。

 でも、卵状態を他に伝える訳にもいかないし。


「分かりました」


「明日の朝に紹介してその後に出発と言う形となる。今日中に旅の準備をしとくのじゃ。では儂は他の者に参加するか聞いてくるの」


 学園長は腕を上げポージングしながら、去って行った。コロンビアか。流動する筋肉はカタナの血の腕みたいな動きをしていた。


「お前は他に何か話したい事でもあるのか?」


「……なんか話は終わってたみたいだしないね」


「じゃぁ、帰れ」


「分かった。失礼しました」


 ライダーの反応も塩!!皆、塩まぶしすぎでしょ。



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