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第02稿02話~こっから先は勇者のターン!(大嘘)2~


__魔銃使い|特待生クラス


おっと、話は終わったみたいだ。


「やぁ、ちょっとお話良いかな?」


「えっと、ロックオン君だっけ。どしたの?」


「トキトーの事なんだけど」


「え?ユウ君??何々?」


「詳しい話は把握してる?第四がちょっかいかけて来てるとか」


「えっと王族の?」


「把握してるなら良いけど君に手を出されると困るから王族に対しては我慢してくれ」


「えぇ何で!」


「こちらでも一応動いているから想定外を起こしたくない。一番想定外な事を起こすのは勇者様だと僕は思っているから」


「間違ってないわね。条件があるわ。忍者……カタナ君だったかしら彼の技を頂戴」


 スノウから条件を出される。うん、まぁ味方に引き入れられるならアイツに任せよう。

「……アイツのは魔術じゃないよ?」


「どういう理屈でやってるのか聞きたいだけよ。人を砂に変えれるなら敵無しじゃない。魔法なら恐らく再現出来るだろうし」


「そうか、良し交渉成立だ。カタナには今日中に顔出させるから何時現れても良い様にしといてね。本当いきなり現れるから」


「え?えぇ、分かったわ」


「部屋で着替えとかしないように。流石に女子の風呂場には出ないけど部屋にはノックすらしないで出没するから」


「……忍者はノックしない」


「職業柄だからかもね。それよりも味方になったからにはこっちの情報をあげよう」


「ユウ君の!ユウ君の情報をぎぶみー!」


「あー、それは本人に聞いてくれないかな?」


「何か無いの?」


「今ちょっと大事な話するから勇者ちゃんは向こう行っててね。あそこの王子と王女の傍に居るイケメン君がユウ君について知ってる事を話してくれると思うよ」


「本当!なら行ってくる」


 すまんなライダーよ。君は人柱だ。まぁ、君の目的には沿ってるから文句は無いだろう多分。と心の中だけで思っておく。


『良いのかしら?彼を焚き付けて後々面倒な事になりそうだけど』


 忍者はもう彼の心臓、何時でも握りしめられるから大丈夫だと思う。


『比喩じゃなくて本当の事だから反応に困るわね』


 どちらにしろ彼に勇者が堕ちるならそれはそれですしね。


『あらお黒い事』


 カタナの言う前提条件が違う事を教えてくれないからね。でも、関係なくあらゆる事を想定しておくのは間違ってないと思う。現状だと問題大有りだけど。まさか、彼と組んだら王族に眼を付けられるとは想定していなかった。彼の話を聞いて勇者が原因だと聞いて納得はしたけど。


 石橋は叩き壊して自分で作った方が安全だ。


「それで、情報とは何だ?」


「俺も聞かせて貰っても良いかな」


 首に王女を装備した王子が来た。敵対的な護衛は勇者に取っ捕まっている。眼を合わせて頷く事で了承の意を伝える。


「まずは待ち伏せしてた部隊の詳細。王宮騎士団の38番隊で継承権第四位王子様の指示だった事は知ってるかな?」


「いいえ、装備から王宮の騎士と言うのは知っていたけれど38番隊は初耳よ」


「俺は把握している。優秀な協力者が居るからな。ちょっと女癖が酷いが」


 そう言って、王子は勇者とライダーの方を見る。うん、攻めてるのは勇者だ。ライダーでは流石に勇者の相手は難しそうだな。今のやり取りでスノウとソルもライダーを王子の協力者だと把握したか。


「取り敢えずゴロツキを雇ってちょっかいかけてくるから注意しといて貰えると助かります。くれぐれも勇者の耳に入らない様に」


「分かったわ。くれぐれも忍者の術、よろしく頼むわよ」


「俺達は暫くは王者の墓場の攻略を優先させてもらう。きな臭いのは第四、第六、第九が表だって黒い感じだ。第九は王女だが人心掌握に長けてる」


「ん?人心掌握に長けてるなら表には出てこないんじゃない?」


「カリスマ系の人心掌握だな。裏でコソコソするタイプではない」


「成程、であれば裏で兵を送り込んだりはしなさそうですね。やるなら人を送って仲良いアピールかな?まぁ、女性なら勇者を手に入れる手段に結婚は無さそうなんでうちの遊び人を狙う必要もなさそうですし放置ですかね」


「ほぅ、欲しい人材だ」


「……学園長と契約してるので学園長に勝てるなら良いですけど?」


「それは無理だな。諦めよう」


「そうしてください」


 しかし、15歳の面子が話すような内容じゃない。勇者のPTに至っては如何に悲劇の証拠隠滅するか話してたし。


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