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転生したら遊び人、しかも空気になる呪い。それでも異世界生活Enjoy!  作者: KP.BOX
第03稿~霧深き都市・ミスティックシティ~
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第03稿05話~霧から抜けたらそこは海5~


__研究者|トキトー邸―書庫



「研究組に集まってもらったのは他でもありません。ちょっとした親睦会をしましょう」


「おい、男二人しか居ないんだが。」


「元々クラスに男が少ないよ。賢者君」


 研究組男子筆頭バルタ君が嘆いている。たしかに男の子少ないわね。勇者PTも紅一色だし。


「僕とホル・メルキオール、カルク殿下にノーライル・ヒューストン、ユウ・トキトー、カタナ、ロックオン……位か?」


「シャインを忘れてやるな。今回同行してないけどさ」


「研究組で同行してない子いる?」


「我が知ってる人物だと、死霊術師が来ていないな」


 錬金術師のホル君が言う。もう一人の男の子。研究組の男子バルタ君とホル君は賢者と錬金術師だ。


「全部で9名と聞いている。男2人に女7人だ」


「どうして男女比率が……」


「それは多分、女子の方が多分強いからだと思う」


「意義あり、単純に転生者が女性が多かったからだと我は思うぞ」


「そう言えば性別変えられるとか言われなかったな」


「多分、霊体の性別で振り分けられてると思います」


「エルメさんはどうしてそう思うの?」


「私が女性で転生してるからだろうな」


「前世でテトラは男の身体だったから」


「あぁ~~、そう言う感じね」


 転生したら性別変わってる人も一応はいるらしい。


「中身は女性だったと言う事か、精神の性別参照で転生させられていると」


「その話はおいておこう。取り敢えず学園長からどんな依頼されてる?研究組で意見交換するのも有意義かなと思っている」


 バルタ君さす賢者。舵取りは任せようかな。


「魔物のテイムの永続化を頼まれた。が、無理だと答えた。契約を通して魔力の譲渡をする事で力を貸してもらっているだけだからな。テイムではなく契約だから無理だ」


 そう答えるのは魔物使いの元男性らしいテトラさん。魔力の譲渡。


「あれ?だったら魔力を永久に渡せられるならずっと力を貸して貰えるって事?」


「おぉ?おいセラフィ、つまり俺らの方も使い道の方は解決じゃないか?」


「二人はどんな課題なんだ?」


「瘴気問題、これ以上瘴気を広げない様にするには、だ。具体的な案として瘴気を魔力に変換してその場所の瘴気を減らすのが現実的だと思ってる。変換した魔力は魔石に保存してその魔石を何に使うかという所だな。課題としては開発者がいなくなっても稼働出来る装置だ。変換装置、蓄魔……じゃ、分かりにくいから蓄電装置、それから魔力を使用する装置だな」


「その蓄魔装置、我に任せてくれないか?大容量魔石を作れば良いんだろう?課題として出ているのとほぼ一緒だからやらせてくれ」


「あー、叔父様そう言う事。研究組の課題全員で一つの装置が出来る感じで出してるみたいね」


「学園長一人で良いんじゃないの?」


「私達じゃないとスキルが無いのよ。あと叔父様は考えられても自分でやるのは苦手だわ。細かい作業とか魔法が苦手だもの」


「エルフ……だよな?セラフィの叔父で本当に合ってるのか?」


「手先が器用で魔法が得意で細身が多いイメージだけど全部無視してるね」


「はいはーい、一度全員の課題を確認しようよ。あたしとエルメちゃんとカルンちゃんとロムドラちゃんがまだでしょ」


 白髪の女の子が手を挙げながら……誰だったっけ。


「あ、あたしチェシーね、認識阻害が課題」


「精霊使いのエルメです。結界について勉強してます」


「ロムドラ、元素術師、カルンと一緒に場所の選定が課題」


「カルン、占星術師よ。星詠みで一番良い場所を頼むとの事でした」


 あぁ、言いそう。


「協力関係作るのも研究組全体の課題に含まれてそうだわ。場所の選定については近いうちに現地視察を組み立てましょう。叔父様……学園長に言って遠征メンバーを選んでもらいます」


「じゃぁ、セラフィちゃん。リーダーよろしくね。サブリーダー指名してハイ」


「え?サブリーダー……取り敢えず賢者にします」


「取り敢えずってなんだ……まぁ、別にいいが」


「じゃぁセラフィちゃんとバルタ君?に決定ぱちぱちー、じゃ、班決めとかその他諸々任せるね」


 雑用係担当に指名された模様。まぁ、班編成好きに決められるなら良いでしょう。


「分かった。叔父様と賢者の三人で決めさせてもらうけど、意見があれば言ってね」



研究組のやる事、瘴気域の拡大を止める。入学式で拉致られた遊び人以外は他の特待生が転生者だと言う事を知ってます。忍者とヒットマンが学園長との契約でスカウトのお仕事をした時に転生者を特待生クラスに招待してたからです。なので入学式で拉致られた遊び人だけが他の人が全員転生者だと知りません。

研究組の詳細な姿は後々になります。多分恐らく出るでしょう。

次回は話数が変わる予定です。帰るまでが遠征です!

それでは皆様また次回!

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