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転生したら遊び人、しかも空気になる呪い。それでも異世界生活Enjoy!  作者: KP.BOX
第03稿~霧深き都市・ミスティックシティ~
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第03稿04話~霧の舞台で死の舞踏6~



__魔銃使い|ミスティックシティ―北の北



 メーデ、メーデ、本部へ救援を求む!振るわれる金属製の鞭を避けつつ魔力を込めてアクアレーザーを撃つタイミングを探すことに、今回はカタナの関節補助も無いしね。しかし、この触手っぽいの凄い手数が多くて構えすらできない。


「はやくヘイト稼いでよ!」


「分かってるでござる!」


 そう言いながらカタナは珍しく剥き出しの刀で相手の武器、金属質な触手の根本に斬りかかってる。


「硬いでござるな!!」


 カタナが自分で打った刀が通らないとは防御力が高いのかな。いや、あの部分が特別堅いと言う事かな。カタナが打った刀。駄洒落かな?人の名前を使った奴は点数低いよね。


 どうやら血は使わない様にしている様だ。あの鞭に毒があるんだっけ?ヒュンヒュンと風を切る鞭を紙一重で避けていく。ううん、なんだか凄く当たりたい気分だ。当たれば楽しい事になる。そんな気が……あっつ!!


 手に持ってる魔銃が一瞬、熱した様に熱くなった。魔力を込めすぎたかな。


『精神汚染をその銃が止めてくれたんだよ』


「魔銃が?」


 白いポメラニアンのティキが注釈を垂れてるけど魔銃は生き物じゃないと思う。


『生きてはいないけど生物、いや動物だよ』


 謎々かな。


『その銃は魔法で作り出したゴーレムとかと一緒なんだよ』


 あぁ、そう言う事か。全然、謎々じゃなかった。魔法生物的な意味合いね……魔銃が?


『どちらかと言うと召喚物とか使い魔的な存在かな?』


 成程ぉ、意思がある?


『近いモノは持ってるんじゃないかな?』


 分かった覚醒イベか。


『残念だけど条件をまだ満たしてないみたいだよ』


 ピンチという条件は満たしてると思うんだけど。どうかな?


『ピンチというか瀕死になったユウは何か覚醒したと思う?』


 ご都合主義は?


『アレに対して通じる手段がある時点でご都合主義だと思うよ』


 白い毛玉が意外と辛辣。


『白い毛玉って君、これでも僕は神獣だと言う事になってるんだよ。もっと敬うように』


 白い毛玉様が意外と辛辣、これでいいかな?


『様付ければ良いと思わないように、まぁ良いや。僕も攻撃して目印付けるからちゃんと狙うんだよ』


 そう言ってトテトテと毛玉がプリズムクラブへ向かっていく。軽い足音は心なしか向かうに連れてぽちゃぽちゃと濡れた音を伴って毛玉が青白く水気を帯びた様にも見える。あっつぅ!!


 銃が熱いよ!!思わず手を振るけども魔銃は手を離れない。焼けて引っ付いてるとか無いよね。ヒリヒリする。急に魔銃が主張し始めたんだけどやっぱり覚醒イベじゃないのこれ。


「ロックオン何やってるでござるか?さっさと撃つでござる」


 あ、カタナが痺れ切らしてた。


「ごめんごめん、撃つよ。アクア……セット」


 込めてた魔力をワードによって変換し、ターゲットを視認する。口から槍を出してプリズムクラブにぶつけているティキらしきモノが見える。槍というより矢印かな?おあつらえ向きにここを撃てという指示か。そうそう、これがご都合主義だよね。


「ファイア!あ?ぁぁぁぁあああああ」


 撃った瞬間に後ろに吹き飛ばされる。そのまま、手が離れた水の吹き出るホースの様にスライドしていく。地面に何度が叩きつけられた時、抱き留められた。うぅ、目が回る。棒人間がサムズアップしてる……サイドチェストを決めてから棒人間は糸となって消えた。遊ぶ余裕がある位の結果を残したって事で良い?良いよね。


 目が回りふらふらと地面に倒れ込む。あぁ、地面が冷たい。寝そう。あっつぃ!!はいはい、気を抜くなって事ね。分かった分かった。立ちますよっと。



___忍者|ミスティックシティ―北の北


 水流レーザーがティキ殿の攻撃した位置に着弾したでござる。


「ナイッショ!でござる!」


「あ?ぁぁぁぁあああああ」


「ござる?」


 ロックオンの方を向くと凄い勢いで街の方へ離れていってるでござる。むむ、腕に残した血で、足りるでござるかね?ロックオンの血も少し使うでござる。投与して時間が経った血を操るのは精神力を結構消費するでござるが四の五の言ってる場合ではないでござる。よし、ロックオンのキャッチに成功したでござる。また元の状態にセットしてプリズムクラブがちゃんと倒せたか確認するでござるよ。


『倒せてるよ。この場ではね』


 ティキ殿が保証してくれたがこの場ではというのはどういう事でござるかね?


『ほら霧が晴れてってるよ』


「おぉ、本当でござるな。プリズムクラブの住処は彼方の方にあるでござるね」


 プリズムクラブが向かって来た際になぎ倒してきた木々が道を作っていた。ううむ、あの距離をピンポイントで目を貫くとは狙撃銃でござるね。見た目、拳銃なのに凄いでござるねぇ。


 さて、トキトー殿達の方はどうなったでござるかね?




ティキとロックオンのコント回になってしまった。

ティキとロックオンがコントしてる間にカタナはヘイトぶんどってロックオンが撃つまでちゃんと仕事してました。

狂気強制解除みたいなことを魔銃はしてます。精神分析(物理って奴です。

次回は愛の戦士、勇者と首無しウェポンマスターの戦闘回の筈です。

それでは皆様また次回。

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