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転生したら遊び人、しかも空気になる呪い。それでも異世界生活Enjoy!  作者: KP.BOX
第03稿~霧深き都市・ミスティックシティ~
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第03稿03話~霧の世界のゾンビ達7~


__遊び人|ホームセンター


 あぁ、そうだ。ヘイストかけておいて放置していた。戦闘力の上がった豆を魔法の鞄に入れる。入れ、入ったわ。よし、目標達成。あとは帰るだけだな。そう言えばティキ何処行った?


「ティキ見なかった?」


「え?わかんない。何処だろ」


 ……居たわ。勇者の頭が白くなっている。頭の上にティキ居るわ。首傾げてるからずり落ちそうになってるわ。


「ちょっと探してくる!」


「え?待て、あ、行ったな……」


 頭の上に居るのに何処に探しに行ったのか。

 まぁ、良いか。黙ってればゾンビには見つからないだろうしな。

 さて、各種野菜の種の戦闘力を上げる作業しとくか。

 なんかホームセンターの中で銃声とか聞こえるけどあいつらなら大丈夫だろう。


 ヘイストヘイストヘイスト……



__勇者|ホームセンター


 るんるんるん、ティキ君、何処かなー?そうだ、二人の所に行ってるのかな?ん、なんか戦ってるねー。よし、ちょっかいかけてこよ……あ!この白い尻尾はティキ君だ!ティキ君待ってー。


 視界に入っていた白い尻尾が消えた。むむ、何処に行ったのか。ティキ君気配無いから手ごわい!


 視界の端に白い尻尾がかすかに見えるけど見つからない!!むー、ホームセンターの中に行ったのかな。


 中に入ると暗い。電気ついてないし。よし。


「ライトエンチャ!!」


 これで周りが見えると思ったけど建物の中も霧だらけだ。通りで暗い訳だね!こっちかなー。剣を進行方向に向けてトーチ代わりなう。しかしティキ君見当たらないなぁ。何処だろー。


 あっちかなー。ん、何か居る。敵意とか感じないけどなんかしてきそうだから斬っておこう。


「ファーストギア」


「一気にこっちに来たでござる!!」


 飛んで天井に貼り付いてる奴をさっくり斬ると下からカタナ君の声が聞こえた。



__忍者|ホームセンター


 何故か勇者がトキトー殿と離れてうろうろし始めた。と思ったら中に入って来て上に居る。速いでござるな……っ!ロックオン危ないでござる。ロックオンを引き寄せるとロックオンの居た所に鉄の塊が落ちてくる。続いて勇者も落ちてきた。


 頭から微動だにしないティキ殿……勇者の膂力に耐えれるとは流石でござる。


「勇者何してるの?」


「ティキ君を探してるのー!ちらちらと視界の端に尻尾映るんだけど何処にも居ないんだよねー」


「え?頭の上居るけど」


 ふむ、どうやらティキ殿は頭の上から尻尾を垂らして誘導してきたようでござるね。


「え?本当?あ!本当だ!」


「勇者殿、トキトー殿はお1人で放置ですか?おっとござるか?」


「……あっごめん」


「黙々と作業してるみたいでござるから襲われはしないと思うでござるけど。こういうホラーっぽい環境だと1人になったら死って流れな気がするでござる」


「この霧……こんなところに居られるか!私はもう出ていく!って感じだね」


「死亡フラグでござる」


「じゃぁ、ティキ君見つけたし私は戻るね!」


「今度は離れない様にするでござるよ」


「はーい」


「さて、拙者らも戻るでござるか?」


「なんか自信無くなるよね」


「勇者と比べたらアレでござるよ。火力だけならロックオンも負けてないでござろう」


「いや、でも僕は時間かかるからさー。一瞬であんな速度と火力出せるって凄いよね」


 そう言ってロックオンは落ちてきた鉄の塊を見る。二つに叩き切られているでござるな。


「単純に攻撃の種類の違いでござろう。魔弾の攻撃はどちらかと言うと斬撃ではなく衝撃でござるから」


「でもチャージすれば撃ちぬけるからチャージ速度が足りないんだよ。圧倒的に速度が足りない」


「であれば魔銃以外の武器を用意するのが手っ取り早いのではないでござろうか?」


「んー、でもそう簡単に魔銃なんて見つからないしな」


「魔銃一択でござるか……」


「むしろ普通の魔道具とかでさえ魔力込めたら壊れちゃうしね。やっぱこれが手に馴染む」


「その魔銃も強化出来れば良いのでござるのに……」


「それだけど転生者だと強化出来る人居ると思うんだよね」


「そうなのでござるか?」


「今回の転生者、研究者とか村人とか居るんだよね。全員把握してる訳では無いけどトキトーの遊び人が生産職扱いで納得した。良し、目的の物は手に入ったし行こう。多分、魔銃を強化出来るのは僕だよ。よく考えれば最初は魔弾しか使えなかったけど魔法弾使えるようにもなったし多分やろうと思えば改良出来るんだよね」


「それは……たわしでござるか?」


「ブラシだよ銃口の掃除に使うんだ。オイルとか布はあっちでも用意出来るけどこういう小さい鉄毛ブラシってあっちにはまだ無さそうだしね。まぁメンテナンスしてあげようかなって思ったんだよ」


「持って帰れるでござるか?」


「そこはトキトーに頼む。勇者と一緒にこっちに来てないって事は多分種を鞄に詰めれてるって事だろうし。」


「まぁ、そうなるでござるね。では戻るでござるよ」



タイトル詐欺が終わらない。ティキの尻尾は狐みたいにもふもふです。

魔銃使いも見方を変えれば生産職?等とロックオンは供述しており……

それでは皆様また次回。

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