あの日確かに聞いたんだ
君が言ったんだ
あの日確かに聞いたんだ
僕はずっと待っている
あの日の夕焼けを思い出している
真っ赤で眩しい太陽が
海の波を焼き尽くす
燃える炎の前で君は
僕を見て言ったんだ
何を言ったのかもう思い出せないよ
とても大切な約束だった気がするんだ
このままじゃもう君に二度と会えない気がするんだ
焦った僕は分からないまま泣いていたんだ
窓の外が光っている
部屋の影が黒く僕を隠す
あの日の夕焼けに似ているな
眩しく光ってるはずなのに暗くて
君が言ったんだ
あの日確かに聞いたんだ
僕はずっと待っている
あの日の夕焼けを思い出している
真っ赤で眩しい太陽が
君の髪を染め上げて
海と燃えてる君の心が
影を濃くして僕を隠した
あの日の記憶が暗くて見えない
大切なはずだったんだ
僕の全てが詰まっていた
君が言ったんだ
古瀬