夏の日と妹と
第五部です。
-とある夏の日…。
「暑い…。」
「暑過ぎる…。」
「お兄ちゃん!エアコンを買おう!」
輝いた目で妹が言ってくる。
「この前のキャラ考案の報酬があるから、それで買うか…。」
「よし!今すぐケージ電気に!」
「…よし妹よ、ついて来い。」
「やだやだやだやだ〜!」
「じゃあ、買わん。」
…
「わりとこの前買った服、似合ってるな!」
「お世辞なんかいらない!」
妹は相変わらず恥ずかしがっている。
「瑠衣。」
「なに…?」
「お前、前より生意気になったな…。」
「生意気になんかなってないもん!」
歩いているとケージ電気に着いた。
「どういう、エアコンがいい?」
「なんでもいい!早くしよ…。」
品物を物色しながら話した。
「最近お兄ちゃん、仕事ないよね…。」
「ああ、会社の近くの巨大な施設でゲームショーをやるから、それの準備で忙しいんだ…。」
「そうなんだ…。」
「よしこれでいいか?」
「いいんじゃないかな…?」
-お買い上げありがとうございます。
「これで、明日届く。」
帰り道。
「お兄ちゃん、さっきの話だけど…。」
「あー、ゲームショー?」
「うん。」
「それで、どうした?」
「その、一緒にゲームを作りたい…って思って。」
「お、いいなそれ。」
「じゃあ作ろう…!」
「わかった!」
-次の日。
-ピンポーン-
「ケージ電気です。」
「はーい!」
・・・
「やっと、つけ終わったぁ~。」
「お兄ちゃん、よく取り付けられるよね」
「まあ、工業高校というのと、趣味で昔、親父に教えてもらってたからな。」
「はぁ〜。やっと涼しくなったぁ!」
「瑠衣、改めて言おう。」
「ん?」
「すごく面白いゲームを作って、一緒に賞を取ろうな!」
「うん…!」
【夏の日と妹と】
短いですが、〜壱〜は終わりです!
弐まで少し時間が空きますが、力を壱より入れて頑張ります!
評価やアドバイスなどをよろしくお願いします!