モデル
仕上げました!
急いでいたのであまり期待しないでね…?
-「…んー、こうじゃない!」
「こうでもない!」
俺は瑠衣のキャラクター作成に協力し、モデルになっていたが、なかなか上手くいかないようだ。
「瑠衣〜、もうそろそろ2時間経過するぞ〜。」
「一回、休憩しよ…。」
「わかった。瑠衣と俺の分の飲み物とか持ってくるから待ってて。」
俺は妹の部屋を出て、リビングに向かった。
…
オレンジジュースをコップに注ぎ、二人分持って妹の部屋に戻った。
「持ってきたぞ〜。」
「ありがとう、お兄ちゃん。」
「うん、それで、あとどのぐらいかかりそう?」
「大体はわかったから、あと1時間くらいかな〜?」
「そうか、わかった。」
俺は内心、短い時間で良かったと思った。暑いからだ。
「お兄ちゃん、相談なんだけど…もう一人のキャラクターどうしようかなと思って。」
「んー。真美さんとかモデルにしたらどう?」
「あ、それ!感謝の気持ちとか伝えられるからいいかも!お兄ちゃん、早速電話して!」
「わかった!」
・・・
-プルルルル-プルルルル-
-ガチャ-
「はい、ゲーム会社、ランプです。」
「そちらの会社でお世話になっている天野叢雲ですが、咲井 真美さんお願いできますか?」
「はい、咲井真美さんですね。少々お待ちください。」
…
「もしもし、お電話かわりました、咲井です。」
「あ、真美さんですか?天野です!」
「おー叢雲くん?どうしたの?」
「実は先日お願いされたキャラクターの件で、モデルをお願いしたいと妹が言っていまして。」
「あ、全然いいですよ!今週の土曜日辺りでどうでしょうか?」
「ありがとうございます。土曜日ですか?わかりました。自分の住所を言うので来てもらってもいいですか?」
「わかりました。」
・・・5分後
「それではまた土曜日に!」
「は〜い。」
-ガチャ-
・・・
即座に俺は妹の部屋に戻った。
「瑠衣、真美さん土曜日来るって!」
「本当!?やったー!!!」
「じゃあ、あと一時間頑張るか!」
俺は安定のキメ顔をした。
「さっきから思ってたんだけど、何故キメ顔?」
「そのほうが描きやすいから…。」
俺は不覚にも笑った。
…一時間後。
「やっと終わったー!ありがとう瑠衣!」
「ううん、こちらこそモデルになってくれてありがとう。」
「お兄ちゃん、属性どうする?」
「俺は光と闇がいいな。」
俺が昔、憧れていた属性を言った。
「ちょっと難しいけど、やってみる!」
「サンキュー!」
…
「んー。」
「ん…。」
「ん?」
…二十分後。
「できた!」
「どうかな?」
俺は恐る恐る、イラストを見た。
「おー!いいんじゃないか?」
「本当?よかったー!」
「うん!凄いよ!」
本当に瑠衣の絵は上手かった。
「それじゃあ、土曜日までに仕上げるね!」
【モデル】
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