感謝
お待たせしました。
短いですが、二部をどうぞ。
今日は一ヶ月前に妹が提案したゲームキャラクターが採用されたかが真美さんから伝えられる日だ。
「それじゃあ瑠衣、行ってくるわ。」
「いってらっしゃい。」
妹は強張った表情で言った。
学校が終わり、会社に向かった。
いつも通り会社の三階の待合室で待っていると、真美さんが元気のなさそうな感じで出てきた。
「ごめんなさい、叢雲くん。」
「え、どういう…?」
「説明しますね。有名ゲームの【SECOND STORY~始まりの記憶~】の続編、【SECOND STORY~零ノ物語~】の主人公に使うという案は保留で、検討はしてみるとのことでした。」
「はぁ〜それは残念…って、え!? それって登場人物になることは確定ということですよね?」
「まあ、そうですが…。」
俺は心の中でガッツポーズをした。
「ありがとうございます!真美さん!」
「いえいえ〜そんなに感謝されることはしてませんよ〜。それはそうともう一つ、伝えたいことがありまして。」
「え?伝えたいこととは?」
「それは、あと二人ぐらいキャラクターを考えて欲しいそうです。」
その言葉を聞いた瞬間、抑えきれないほどの嬉しさがこみ上げてきた。
「ヒャッホー!!!!!!!」
その後、俺はたくさんの感謝の言葉を述べて帰宅した。
〜
-「ただいま!!!」
妹は玄関で待ち構えていた。
「おかえり!どうだった?」
「採用されたぞ!」
その言葉を発した瞬間、妹の目から涙が溢れた。
「やった!お兄ちゃん!」
「やったな、瑠衣!しかも、もしかしたらSECOND STORYシリーズの新作の主人公になるかも知れないぞ。」
「え!?本当?あのSECOND STORYの!?」
「そうだ!」
「お兄ちゃん、本当にありがとう!」
そのとき、妹の過去最高の笑顔が見れた気がする。
…
そして妹に『あと二人のキャラクターを考えて欲しい。』と言われたことを説明した。
「そっか〜、じゃあ一人は、その…お兄ちゃんをモデルにすることにする。」
「えっ!本当か!」
「うん。じゃあ今日はもう遅いから明日やろう!」
【感謝】
投稿予定は↓
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