日常
素人作なので
温かい目でご覧下さいm(_ _)m
アドバイス等をくださるとありがたいです。
-高校二年生の夏、俺は妹の瑠衣が出場するゲームの大会で幕張メッセに来ていた。
‐決まったぁぁぁー!!!‐
‐優勝はねんど【瑠衣】さんです!‐
「女性初の優勝者でしかも最年少! 大人が多く出場するこの大会でよく優勝できましたね!」
大会進行者はキラキラとした目できいている。
「運が良かっただけです…。」
その優しそうな声はマイクを通して会場中に伝わった。
「ねんどさん、一言どうぞ!」
…
「ゲームは…最高です!!!!!」
【夢】
いつもと同じように俺は起床した。
‐「はっ!夢か…。」
俺はいつも通りに顔を洗い、朝食を食べるためにリビングに向かった。
いつもとは違い、俺が起きるのが遅れたので妹の瑠衣が朝食を作ってくれていた。
「すまないな、ご飯作ってもらって…。」
俺はそう謝り、席に着いた。
「謝ってもらうより、感謝されるほうがいい…。」
「ありがとう、瑠衣」
「どういたしまして、お兄ちゃん。」
・・・
俺は夢のことを妹に話した。
「…んで、そういう感じの夢。」
妹は即座に返答した。
「なわけないよー。だって私、エンジョイ勢だもん!」
「でも、けっこう上手い気が…。」
俺がそう言うが妹は否定してくる。
「いいや!エンジョイ勢!」
「いいや!お前はガチ勢だ!」
そんな会話が続いた。
-二十分後…。
結局、俺が言い合いに負けたのであった。
ここで俺たちの紹介をしよう。
俺は高校二年生の天野叢雲で昔からゲームを作ることにハマっている。そして今はゲーム会社の手伝いをバイトでしている。
そして、こいつが俺の妹の天野瑠衣だ。瑠衣は俺が会社でもらった試作品のゲームをテストプレイしてもらっているゲームが大好きな妹だ。テストプレイではバグなどを解析してくれているので、すごく助かっている。
父親は昔に交通事故で亡くなり、母親は新しい男を見つけて、三年くらい前に家から出て行ってしまった。それから親戚のおばさんに面倒を見てもらっていたが、その一年後におばさんは病気で亡くなってしまった。
おばさんが亡くなってバイトを探して一か月がたったころにゲーム会社からオファーがきた。昔、自作ゲームを出展するコンテストなどで優勝しているからだと思われる。
さて、俺と瑠衣の紹介はここまでにして、いつもの日常生活に戻ろうか。
「瑠衣、今日は学校休みか?」
「うん、今日は学校の創立記念日で休み…。」
「そうか、わかった。俺は学校のあと、ちょっとバイト先に用があるから少し帰りが遅くなる。」
「わかった…。気を付けてね。」
俺は準備をし、靴を履いた。
「んじゃ、行ってくるわ。」
「いってらっしゃい…。」
…
「は~、やっと学校に着いた~。」
言うのを忘れていたが、俺の家から学校までは五キロ近くある。
「おっはようございま~す!」
「おはよう。」
この面倒くさそうな女は俺のクラスメイトの草磨 凛だ。
中学校が同じだったから、関わりが深いのだ。
「元気ないな~、なにかあったのぉ?」
(『おまえが朝からうるさいからだよ!』と言いたいがさすがに無理だ。)
だけど、凛のそういうところを俺はいいところだと思っている。
「凛、そろそろ学活始まるから座ったほうがいいよ。」
「お、もうこんな時間か―。」
凛は自分の席に小走りで向かった。
…
-キーンコーンカーンコーン-
「やっと学校終わった~。疲れた。」
そして、凛が話をしにこっちに来た。
「叢雲くん~今日お手洗い行きすぎじゃな~い?」
「仕方ないだろっ!お腹がいたかったんだから!」
そう、昨日食べた賞味期限のパンが効いたのだ。
「ま、まあ、それはそうと今日も会社によって帰るの?」
「うん、ちょっと用があるから。」
「頑張ってね~」
とりあえず俺は凛に向かって手を振った。
会社は東京にあるので少し電車に乗らなければならない。
…
スマホをいじっているうちに会社に着いた。
今日ここに来たのは、妹の考えたゲームのキャラクターの提案のためだ。
これが通れば、妹が喜ぶだろうな…。とか思いながら会社に入っていった。
五分くらい待っているといつも見る、お姉さんの真美さんが出てきた。
「おぉ~、叢雲くんじゃないですか、それで今日はなんの用件で?」
「妹が考えたゲームのキャラクターの提案で、これなのですが…。」
「ふむふむ。」
どうかな…?と俺は思う。
「いいですね!これで通してみましょう。たぶんok出ると思いますよ!」
「やった!妹も喜ぶぞ!」
嬉しすぎてつい、声に出してしまった。
「ありがとうございます、真美さん。」
「いえいえ~また頼みますね。」
「はい!もちろんです。」
「よし!やっと家に着いた。」
「ただいま~。」
「おかえり…ん?なんか嬉しそうだね、お兄ちゃん。」
「よく聞いてくれ妹よ、なんとおまえが提案したゲームのキャラクターが通ったぞ!!」
その瞬間、一気に妹の顔に微笑みが生まれた。
「本当!?お兄ちゃん?」
「まじだ。」
「ありがとう!お兄ちゃん」
そして抱きついてきた。
「え、なになに瑠衣。」
妹は泣きながらビンタしてきた。
「勘違いしないでよね…!」
「でも、ありがとうお兄ちゃん…!」
【日常】
どうでしたか?
評価やアドバイス等を是非お願いします!
読んでくださる方がいたら続編を急ぎたいと思います!