こいつを見る限り、この世界は色々終わっている可能性が微れ存
気が付くと俺は、草原に寝ころんでいた。水面では無いところからとりあえず転生は、成功しているようだ。しかも、腹が凹んでいるぞ!!さすがは女神さま愛してる!!
「さてと、これからどーすっかな~」
本当にどうしよう…あ、そうだ荷物を贈るとか言ってたしそれを探しに行こう!
「あれ?」
起き上がった瞬間に、身体が、いつもより軽い気がしたんだが…腹が、凹んでいるからか?
「探しに行くんだそこえ~♪」
なんてうる覚えのアニソンをうたいながらあたりを軽く見回ってみたがソレらしきものは見当たらなった。
「まさか…忘れちゃてるとか!?」
いや、あの女神に限ってありそうで怖い…なんて心配は、杞憂に終わることになった―――
「ヤベ~マジで見つからない」
このまま知らない場所でのたれ死ぬとか嫌だぞ俺…気がつけば俺は、どこかもわからない林の中を彷徨っていた。茂みや蔦で視界を悪い。
《ガサガサ》
ん?今あっちから何かが動く音がしたような…
《ガサガサ》
《ガサガサ》
《ガサッガサッ》
間違いなく、なんかいる!!しかも、こっち来てる~~!?くそぉ!!どこかに隠れたいのにい体が動かね!!
《ガサッガサッガサッガサッ》
ソレは、もう目の前に迫っているのが、見えなくても分かる。
「ハァ…ハァ…」
俺は、体の毛穴という毛穴から汗をかいているのが自分でもわかった。震えが止まらない、呼吸も少し苦しくなった、
場に緊張が走る。そしてついに現れた!!…全身がブルーの裸の巨漢が。
「へぇ…?」
その瞬間、俺の中にあった恐怖や緊張、息苦しさは消え去り、唖然という気持ちだけが残った。何だこいつは、これがこの世界のモンスターなのか!?見たことね~よ!!こんなグラサンかけて如何にもターミネートしてそうなモンスター!!!!おまけに、なんで全裸!?男のシンボルらしきものは付いてないけど小さい子には、刺激が強すぎるわ!!
「何なんだ…こいつ」
そんな俺の疑問は、奴が発した言葉によりあっさりと解消された。
「スラ~イム~」
そいつは確かに「スライム」と言った。変に渋く、ねっとりとした声で…ウソだろおォォォォ!!!!愕然としている俺の様子など、気にもせずスラ~イム~は、こちらに近寄ってくる。
「おい!! こっちくんじゃね~!!」
俺は、身構えた。悪寒が、したのだ。それは、決して恐怖などではなく、どちらかと言うと生理的な方で…だって容姿は男性、200㎝ぐらい、全身の色は青、筋肉ムキムキ全裸の変態だぞ!?しかも近くに来られて分かったが、表面めっちゃくちゃテカテカしてる~~~!!!!いらね~よ!!どんなところにスライム要素残してんだよ!?
「スッラ~イムッ!!」
「ヒイィィィ!!」
何かこいつ怒ってない!?
「うん? あ、あれは!!」
俺が目にしたものそれは、スライム?の背中に、突き刺さっている(取り込まれてる)幾つかの荷物だった。
「まさかあれが、原因で…ってちょまッ!!」
スライム(笑)は、拳を一旦引き、俺めがけて、勢いよく突き落とした。その時スライム(兄貴)の肩からチラリとタグが、見えた。
【女神より】
あの駄女神いぃぃぃぃぃぃ!!!!
エ!? どうして?どうゆう送り方したら、あんな屈強そうな身体に荷物が、めり込むの!?そんなことを考えつつも、スライム(ネタ)の拳をギリギリで、避けた。すると、俺のすぐ右隣に在った木に流れた拳が、ぶつかり木は、メキメキと音を立てて倒れた。ホントどうやってめり込んだんだろう…?それにしても、どうしよう荷物を見つけたのはいいが、手に入れるには、こいつを倒さなければ、いけない――いや無理だな!!…は!!そうだ!!いっそ交渉してみるなんてのはどうだろうか?よし…!!
「・・・・」
「・・・・」
頑張れ俺!!今は、手段を選んでいるヒマはないんだ!!
「・・・・」
「…ス、スラ~」〔…や、やあ~〕
なるべく渋く、ねっとりと…
「・・・・」
「スラッスラスラ、スラ~イム?」〔最近、調子どうよ?〕
「・・・・」
反応がねぇ~なぁ~
「スラ~…」
《バキッ!!!!メキメキィィィイ!!!!ドサ~ンッ》
次は、俺のすぐ左隣の木が倒れた… ヤバい…ちょっとだけチビッたかも…
『スッラ~イムッ!!』
奴は今までで、一番大きな雄たけびを上げた。相当頭にきたのだろう。
「おわ!! 危な!!」
次に繰り出された拳は、今まで俺が、立っていた真後ろの木を薙ぎ倒した。あのままつたってたら間違えなくミンチになっていた。妙だ、今日は、ほんとに体がよく動く。これも女神のチカラなんだろうか…しかし、いくら攻撃を避け続けたところで、現状を打破することは、無理だろう。
「くッ!! どうすりゃいいんだ…」
俺は一旦距離を取ってから、周りを見渡そうとした。しかし、何よりも先に、目に飛び込んできたのは、剣の柄。そう、奴の又の間からズリ出てる剣の柄だった。おそらく、動いている内に体内からズリ落ちたのだろう。
「ブッ!!ダハハハハハハ!!フヒヒ!!で…出てる!ま、又からフヒヒッ!!な、何か出てぇアハハハハ」
や、ヤバい何か、ツボった!!誰か助けて…
「スラ~イム~!!」
奴が、突進してくる。それと同時に、柄がプラ~ンプラ~ンと不規則に揺れる。
「ダハハハハハハッ!!し、死ぬ!!ヒヒヒは、腹が!!腹が捩れる!!」
そんなことをしている内に、奴は、もうそこまで迫ってきた。ヤバいこのままでは、二つの意味で死んでしまう…そうだ!!
「ブホッ!!ヒヒオオオオオ」
笑いと掛け声が合わさった変な声を、出しながら俺は、奴の方へ走った。膝が、ガクガクする。体に力が入らない。それでも俺は、立ち止まるワケには…いかないんだ!!
「スッラ~イムッ!」
再度奴の拳が、振り下ろされる。
「しょ、しょれを待っていたじょへへへへ」
俺は、拳が自分に当たる寸でのところで、奴の又の間へと滑り込んだ。そのまま又の間にあるチン…柄を握り思いっきり右手で、剣を引き抜きそのまま背後にまわった。
「ヒィィ…」
自分でしたことなのに少し股間がヒュンとした…同時に、笑いも止まった。
「ん!!これが俺!?」
剣の刀身には、俺の知らない顔…何とも言えない、まさにモブのような顔が、うつっていた。
「まあ~昔よりはましか」
態勢を立て直しつつ俺は、与えられたモノに感謝した。そして、全体重を右足にかけ、跳び上がった。
「おわ!?」
すると俺の体は、奴の頭上を越えた。予想外の高さに俺は、呆気に捕らわれたが、体は、すでに次の動きのための準備をしていた。
「うおおおお!!!!」
俺は、バットを振るう要領で剣を奴の首突きつけた――――




