31/47
人と人は
同時に、アーマーが解除される。流石に剣とアーマーの同時展開はきついようだ。ーー今までデバイスで押さえつけていた副作用か、またがくりと身体が重くなる。遠泳などの比ではない。
「俺は、過去を断ち切る。いや、断ち切らなくてはならない」
須賀谷は、イフットを睨んだ。
「分かってるよ、それくらいは覚悟が出来てる」
イフットは、そう言い返してきた。
「ーー出来てるなら何故そんな下らない事を!」
「ーーそれが、女よ」
「ーーっ!」
「言いたい事はそれくらい?」
「まだ、あるさ。俺が此処まで怒ると、想像できていたのだろう?」
「別に。--予測は、出来なかったかな」
「ーーつまり、舐めていたのだな!? この、俺が何もしないと! 臆病者だと!」
「……」
「俺は俺の仇を討たねばならない。俺は俺なのだからな!」
須賀谷は、ブレードを展開した。




