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壁
「暇だわ。仕事、あんまねぇし」
「強かったですよね」
「ああ。流石に強い。ネームドの中でも上位層は、やっぱ違うわ」
「それにしても、強すぎじゃないですか?」
「祝福は撒き散らすほど、一人あたりの恩恵が減る。イザナミノミコトは、そこまで祝福を与えてない。だから強い」
「……なるほどな」
「ユウさん、どうします?」
「どうしようかねぇ。ナツはどうしたい? 付き合わせてるしな」
「最後まで付き添いますよ」
「そっか。となると……何か策を考えねぇとな。ナツも強くなったし、必殺技の一つや二つ、増やせるんじゃねぇか?」
「うーん……難しくないですか? 分業してるとはいえ、手数が増えれば良いことばかりでもないですし。デメリットも出ますよ」
「そこが難しいんだよなぁ……」
「まぁ……考えてみるか」




