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そよ風の神  作者: ルイ
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そよ風

やばいやばい……祟り神に見つかった。殺される!

「あぅ……」

足がもつれて、私は転んだ。

もういいや。

私が死んだって、別の私が生まれるだけだ。

――ドサッ。

……あれ?

祟り神が倒れ込んでいる。

後ろの男性のおかげ、かな?

「ありがとうございます」

「お礼を言うのは、まだ早いな」

その言葉通り、祟り神は傷を修復し、ゆっくりと立ち上がった。

「お前、なんの神だ?」

「そよ風、です……」

「弱ぁ……」

「言わないで下さい」

「まぁ……いい。力を貸せ。じゃないと倒せない」

「分かりました」

私は男性の手を握り、一体化する。

「よし……これで力を使えるようになったな」

「勝てるのかな……そよ風なんですけど」

「なんとかなる」

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