表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/108

もちもち i

【C-999プログラム:開始】




「あ〜!疲れた!」

私は学校から帰宅するなり大声で言った。


「にゃも助〜!にゃも助は可愛いな〜!」

にゃも助は私が飼ってる猫だ。

にゃも助は正直太ってる。

でもそれがいい……


っ……!


急に頭痛がした。


まあ、いっか!

頭痛なんてよくあることだし!


「もちもちもち〜も〜ちもちもち!」

私は、にゃも助をもちもちした。

「もちもちもちもち〜も〜ちもちもちもち」

「…………」

「もち?」

「……………………」


あれ?

にゃも助が、鳴かない?

いつもだったら、もちもちしたら鳴くのに……


しかも……

にゃも助の顔が……暗い?


「にゃも助?どうしたの……?」

「ニャ……ニャニャ!」


にゃも助が、何かを訴えかけているように感じた。


ズギッ……!

また頭痛……


あれ?

私……

何か忘れてる……?


そういえば……


昨日何してたっけ……?



その瞬間、無数の記憶が頭の中に流れ込んできた。


「あ……ああああああ……!」

なに……これ……?


「ぁぁぁああああああ!!!!!!」


誰の……

誰の記憶!?


いや……


これは!!!!!!


私は、全てを思い出した。


998回の記憶……


「にゃも助も思い出したんだね」

「ニャー!」


おそらく……もう一回、もちもちしたら、あの世界に行ける。


「にゃも助……」

「ニャ!」

「行くよ!もちもちもちもち!」


私は、全力でにゃも助をもちもちした。


「もちもち……」

「梨花……もういいニャ!」

「にゃも助……!」


にゃも助が喋れたっていうことは……!


私は周囲を見渡した。


やっぱり……あの森!


そして、次に起こるのは……!


ガサッ!

森の中から、2本のツノが生えたイノシシが出てきた!


「梨花!どくニャ!フレイグレス!!!!ニャ!!!」


ボゥゥゥゥゥゥゥウウウ!!!!!


グゴオオオオオオオオ!!!!!!

イノシシは一瞬で灰になった。


「ありがとう。にゃも助」


「なんで……」

その時、前から声が聞こえた。


「なんで、王国騎士団じゃない人が……上級魔法を使えるんですか……?」

目の前には、驚いた顔のイヴちゃんが居た。

「イヴちゃん……」

「ふぇ……?なんで私の名前を……?」


私は、今すぐイヴちゃんに飛びつきたかった。


でも

イヴちゃんも敵……


「ごめん……」

私は、にゃも助を抱えて、その場からすぐに離れた。


「ニャ!?梨花!なんで逃げるのニャ!」

「にゃも助!手短に事情を話すね!」


私は森を駆け抜けながら、にゃも助に世界の危機のことを話した。


「ニャ……。じゃあ、ウェンター王国の人々全員が……」

「うん。敵かもしれないってこと」

「ニャ……。梨花、これからどうするのニャ?」

「とりあえず、何をするにしても武器がいる。だから、王国の武器庫に侵入する!」

「ニャ!?危険ニャ!!!バレたら捕まるニャ!!!」

「見張りが薄い裏口があるでしょ!とりあえず、そこから城に侵入するよ!」


私たちは、裏口へと向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ