91話:死闘
「どぉぉぉぉぉりゃああああああ!!!!!!」
死神が思いっきり鎌を振るった。
ガキキキキキキッ……!!!!!!
魔神の籠手に思いっきり鎌が当たった。
「覚悟ッ!!!!!!!!!!」
天使は、魔神と死神がぶつかり合った、一瞬の隙をついて剣を振るった。
ガギギギギッッッッ!!!!!
魔神は、左腕の籠手で攻撃から身を守った。
「右腕が塞がっているからって、左腕で防げねえわけじゃねえ。それくらい考えろ!脳筋野郎が!」
バンッ!!!!!
魔神は、両腕を振り、天使たちを吹っ飛ばした。
「うぐっ……!」
「がっ……!」
ズザザザザザザッ!!!!
天使たちは受け身をとり、地面に激突した時のダメージを無くした。
「もっと真面目にやって欲しいものだな」
魔神が見下すように言った。
「確かにな……。茶番は終わりだ。豪炎ノ大罪剣!!!!!!」
天使は剣を赤く光らせた。
「ほう……。雑魚技の唐紅の刃を強化したものか……。確かに、剣から莫大な魔力を感じる……」
魔神が感心するように言った。
「アリアの技を使うのは癪だが……。使うしかない!!!!!!」
死神は、自身の魔力を極限まで高めた。
「翠碧……!三ノ陣!!!!!!椛舞!!!!!!」
死神の周りを纏っていた闇が一層濃くなった。
「うぉりゃあああああああ!!!!!!」
「死ね!クソジジイ!!!!!!!」
ザシュザシュザッシュ!!!!!!
天使と死神の攻撃が魔神に当たった。
「ぐふぉあ!!!!!!」
魔神は体がバラバラになりかけた。
「クソがッ……!」
メギメギメギッ……!!!!!!
魔神の体が、軋みながら元通りになった。
「ふん。舐めてかかった罰だ」
天使が、魔神を睨みつけながら言った。
「……。どうやら、本気になったようだな……。いいだろう。俺も本気を出すとしよう」
ドンッ……
魔神が地面に拳を叩きつけた瞬間、周囲の空気が一気に歪んだ。
「これは……!エバーリファ!!!妾の後ろに!!!」
「言われなくても!!!」
「終焉・初ノ黙示録」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…………
森全体の時空が低く唸り始めた。
バンッ!!!!!!!!!!!
巨大な音が鳴り響いたと同時に、西の森がなにもない砂と化した。
「うがぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!」
風の音に混じって、天使の絶叫が響いた。
天使は、もはや原型を止めていなかった。
「エリファリア……」
死神は、天使に守られて無傷だった。
「ェ……エバー……リファ……。妾が……回復……するまで……耐え……ろ」
天使は消えかけた声でそう言った。
「我が……エリファリアに守られた……?」
死神は驚きと悔しさでいっぱいだった。
「エバーリファ……。死に損なったか。まあいい、殺してやる」
魔神は死神を見て、少し驚きながら言った。
だが、その声は死神には届いていなかった。
「エリファリア……。貴様に指図されるのは気に食わない……。ただ……!貴様に助けられた恩は返さないとな!!!!!!」
死神は、鎌を魔神に向けた。
「メメントモリ……貴様に引導を渡す!!!!!!!!!!」
死神は再度、魔神に突撃した。




