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89話:提案

「くっ……!」

「なんだ……!この魔力の圧は!!!」


ピシッピシッピシッ


老人の周囲に雷が纏い始めた。


「お主達には感謝するぞ。お主達のおかげで……」


バリバリッ


バリンッ……!


「俺は完全になれたからな!」

雷の中から、紅の羽と光の羽が生えた魔神が出てきた。


「おのれ!!!貴様!!!妾達の魔力を使って、若返ったか!!!」

「単に若返っただけじゃねえ……。お前らの力と……」

魔神はエリファリア達に腕を見せた。

「このブレスレットのおかげで、全盛期の以上の力が出せるようになった」

魔神はニヤケながら言った。


エリファリアは一瞬、恐怖を覚えた。

1万年前、自分を殺してきた奴が、新たな力を得て再度殺しにかかってきたことに。


それは、エバーリファも同じだった。

数ヶ月前、洞窟で身を潜めていたところ、急に襲われ光を奪われた時の恐怖を思い出したからだ。


殺さなければいけない相手なのに……

恐怖によって、立ち向かうことができなかった。


「どうした?お前ら。なんだ?ビビったのか?」

魔神が嘲笑いながら言った。

「黙れ!!!!!!お前如き、我が!!!」


ブンッ……


死神が魔神に向かって鎌を振った。


「おっと……」

魔神は一瞬で攻撃をかわした。


「クソ!なぜだ!なぜ当たらない!!!」

「そりゃそうだろ。お前らよりも断然強いからな」

「クソッ!!!!!!」

エバーリファが悔しそうに言った。


「なあ……エバーリファ。共闘しないか?」

エリファリアは突然言った。

「は!?誰がお前なんかと!!!」

「よく考えろ。今、お主が1人で突っ走っても、どうせクソジジイにやられて終わりだ。自分の命かプライドどっちが大切か?」

「くっ……」

「しかも……妾と共闘すれば、クソジジイに致命傷を負わせて殺せるかもしれん。これ以上にいいことはないと思うがな」

「クソッ……!しょうがない!今回だけだぞ!!!」


「作戦会議は終わったか?」

魔神が徐々に天使と死神の元に近づいた。

「作戦?そんなのもはない。お前を殺すのに作戦なんぞいらないからな」

エリファリアは魔神を睨みながら言った。

「ほう……。口だけは達者のようだな」

「口だけ?ふっふふふふふ……」

エリファリアは突然笑い出した。


「どうした?気でも狂ったか?」

「いや?お前が3分後に泣いてる姿を想像すると面白くってな……。いいか!お前は知らないだろうが、妾たちはまだ本気じゃない!!!」

エリファリアは覚悟を決めた目で言った。


「エバーリファ!!!!!!」

「お前如きに指図されなくても!!!!!」


その瞬間、天使は紅蓮の如く輝き始め、死神は漆黒の雷を纏い始めた。

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