88話:因縁
梨花とアリアは、強制的に変身させられた。
「クソジジイ……!!!!!!」
エリファリアが老人を見て言った。
「メメントモリ……!!!!!!」
死神も老人を見て言った。
「お主達、久しいのう……。エリファリアに至っては、実に1万年ぶりか……」
「黙れ!!!クソジジイ!!!お主のせいで!!!妾は!!!」
エリファリアは老人に剣を突き立てた!
ガッキン!!!!
老人はバリアでエリファリアの攻撃を防いだ。
「まあまあ、焦るな。エリファリア」
「メメントモリ!!!!!!」
ブンッ……!!!!!!
死神が老人に向かって鎌を振った。
トスッ……
老人は死神の攻撃を片手で受け止めた。
「ちっ……!」
「エバーリファ……見事な落ちようじゃのう」
天使と死神は攻撃をするのをやめた。
「ほっほっほっ。物分かりが良くて助かるのう」
「で?なんのようだ?我は、お前の顔を見たくもない。しかも、この場にはエリファリアも居る!虫唾が走っておかしくなりそうだ!!!」
死神が大声で言った。
「まあ落ち着け……昔話でもしようじゃないか」
老人はエリファリの方を向き言った。
「エリファリア……お主、まだ生きているとは思わなかったぞ。わしが殺したはずじゃったのに……」
「妾は……確かにあの時、死んだ。だが、世界の魔力を半分を使い、蘇った!」
「ほう……。お主、そのためだけにどれだけの犠牲を払った?」
「黙れ!妾は、お前を殺すためならなんだってする!」
「そうか……」
「それと、フェネクスの残り半分……。返してもらおうか!」
「ああ……そういえば、そうじゃったな。わしとお主が争った理由はそこじゃったな」
「妾がフェネクスを倒し、吸収している最中に……お前は!妾を殺してフェネクスの体の半分を奪った!忘れたとは言わせないぞ!!!」
「ほっほっほっ。もちろん。覚えておるぞ。ただ、すまんのう……」
老人はエリファリに向かって微笑みながら言った。
「わしも、そのフェネクスを吸収したのじゃよ」
「は……!?」
「わしも、お前と同じ力が使える」
「貴様!!!!!」
次に、老人はエバーリファの方を向いた。
「エバーリファ……お主とは数ヶ月ぶりじゃのう」
「黙れ!!!!!!私から光を奪っておいて、のうのうと……!!!!!!」
「ほっほっほっ。お主の光のおかげで、わしはまだ長生きできそうじゃ」
「早く返してもらおうか!まあ、返したところで……我を光の天使から死神に落とした罰を受けてもうがな!!!」
「ほっほっほっ。それは無理じゃ。なんせ、もうわしの物じゃからのう」
老人は嘲笑うかのように言った。
「さて……なぜ、わしが勝った勝負の決着をつけたいのかわかるか?」
老人は続けて言った。
「それはな……お主達を完璧に吸収して、強大な魔力を手に入れ……世界を、わしらの物にするためじゃよ」
その瞬間……老人の周囲に赤い光が纏い始めた。




