79話:死闘
「うわあああああああ!!!よくも!!!よくも!!!」
アリアさんが、蛇に向かって突撃した。
「翠碧……!!!五ノ陣!!!!雲碧!!!!!!」
ヒュン……
アリアさんが一瞬で消えた。
「へえ……これが雲碧ねぇ……。確かに見切るのが難しい技ね……」
ブンッ……
「これが風圧による目眩しね……。てことは本体は……ここね!!!」
ドゴォォォォォォォォン!!!
「ガハッ……!」
アリアさんが蛇の尻尾で吹っ飛ばされた!
そんな……
雲碧が見破られるなんて……
「あら?梨花ちゃんは攻撃してこないのかしら?なら私から行くね♪」
ヒュン……
っ……!
しまった!!!
完全に油断した!!!
ビュン……
「ストリック・バック!!!!!」
ガッキン……
「っ……!反撃技ね……。やるじゃない……」
やった!
攻撃が当たった!
けど……
明らかにダメージが入ってない!
「だけど……」
「梨花!危ないニャ!」
「え……?」
ヒュン……!
「っっっっっ……!!!!」
一瞬で私は、蛇に巻き付かれた。
「これでおしまい……」
蛇は目から鋭い光を放った。
「っ……!あっ……がっ……」
私の体がどんどん石になっていった。
「ふふ……。梨花ちゃんは、どんな作品になるのかなぁ♪」
「ぐっ……」
体がどんどん動かなくなっていく……
「あがっ……」
私は意識を失った。
―――――――――――――――――――――――
「ぐっ……!」
あれ……?
私、尻尾で飛ばされて……
はっ……!
そうだ!!!
梨花ちゃん!!!
「あ……あぁ……」
目の前には、石像になった梨花ちゃんの姿が見えた。
「よくも!!!!よくも!!!!」
「あら?まだ生きてたの?金髪の小娘ちゃん♪」
「許さない!!!お前だけは絶対に許さない!!!!引き裂いてバラバラにしてやる!!!」
その瞬間……
私の右腕から黒い霧が出てきた。
右腕に目をやると、薔薇の紋様が広がっていた。
その時、私は直感でわかった。
「ははっ……これが死神の力!!!」
すごい……!!!
体全体から力が湧き出るような感覚……!!!
しかも、まだ意識を保ててる!
「小娘ちゃん……なに?その力」
「これは……あんたをぶっ殺すための力だ!!!」
私は剣に最大の魔力を送った。
剣が淡黒く光る……
「私自身が黒…そして!!!この世の黑!!!!!!今ここで……お前に引導を渡す!!!!!!」
ビリッビリッビリビリッ……
洞窟中に黒い霧が広がり、稲妻の閃光が走った。
「サンダー・デス・トラジェディ!!!!!!!!」
ビリッ……
バリッバリバリッ……!!!!
「うぉりゃあああああああああああ!!!!!」
ザシュ……!
ドガゴォォォォォォォン!!!!
「ぐはぁ……!」
蛇が真っ二つになった。
「はぁ……はぁ……っ……!!!!」
ドサッ……
私は倒れた。
クソッ……
魔力痛か……
でも!大蛇を……倒すことができた!
とりあえず……あんし……
っっっっっ……!!!!
嘘……
なんで……
私の目の前には、蛇を纏った白髪の女が立っていた。




