表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/75

62話:牢獄

ガチャ……!

アリアさんが扉を開けた!


「これは……!」

扉の向こう側には、牢獄が広がっていた。

そこには、たくさんの若い女の人が囚われている。


「これはひどい……。それに、全員眠っている……?」

「もしかして……。エーデルト・スリープ……?」

イヴちゃんが言った。

「それって……?」

「闇属性魔法の一つです。対象を眠らせることができます。しかも、これで眠ってしまった人は、自力では起きれません」

「じゃあ、どうやったら起きるの?」

「その人に触れたら起きます。ただ、この魔法は、消費する魔力に対して、眠らせるだけという効果しかないので、戦闘ではあまり使われないんです」

「そうなんだ…。とりあえず、起こしてみる?」

「いや、今起きてこの状況に混乱するより、全てが終わってから起こしたほうがいいと思う」

アリアさんが言った。

「確かに……」


その時……


「きゃああああああっ……!」


廊下の奥の方から叫び声が聞こえた。


「っっっ……!」

「みんな!とりあえず、奥に向かおう!」

私たちは奥へと進んだ!


「はあ…はあ…!」

走って奥に進んでいるけど、突き当たりが見えてこない!


その時……


ガチャッ……

床が開いた。


っ……!

落とし穴!?


「うわああああ!」

私たちは落下した!


ドスッ……


「痛っった……!」

「みんな……大丈夫?」

アリアさんが掠れた声で言った。

「はい……。なんとか……」

「大丈夫です……」

「大丈夫ニャ……」


「ふはははははは……!滑稽だな!」

私たちは前を見た。


「ベギスター!!!!」

「まんまと罠にかかるとはな!」

「アルカちゃんをどうした!?」

「アルカか……奥の部屋で姉と一緒に、お仕置きをしてもらってるぞ……安心しろ、死にはしないだろう……」

「くっ……!あんたを倒して、囚われている人達も、アルカちゃんも解放する!」

「やれるものならやってみろ!」

「みんな!やるよ!」

私たちは武器を構えた!


「ただ、4人でかかってこられたら、俺とて勝つのは難しいだろう……。来い!ネオグレイズ!!!」


ガサガサガサッ……!

周りから、2メートルはある巨大なトカゲが大量に出てきた。


「こいつらを倒せたら、俺が戦ってやろう……」

「卑怯な!」

「せいぜい頑張るんだな!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ……


ベギスターはそう言い、地下に潜っていった。


「みんな、焦らないで武器を構えて。なるべく体力を使わずに倒すよ!」

アリアさんが言った。

「私と、にゃも助くんの魔法で動きを鈍らせます!その隙に倒してください!」

イヴちゃんが言った。


シャァァァァアア……!!

無数のトカゲがこちらに向かって、飛びかかってきた!


「みんな、やるよ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ