3話:異世界美少女の水着姿ほどいいものはない!
私と、にゃも助はたまたま見つけた城の裏口から外に出た。
「いやあ〜こんなところに裏口があって良かったよ!おかげで監視員の目をかいくぐれたし!」
「梨花〜、やめとこうニャ…流石に危ないニャ!」
「大丈夫〜!ちょっと見学するだけだから!森はどこかな〜?」
その時……
ドォォォォン!!!!!
東の方から爆発音が聞こえた。
「あ、あそこかな?にゃも助、あそこに行くよ!走って!」
「ニャ!?」
私と、にゃも助は1kmくらい離れた森に向かった。
「とうちゃーく!いやあ、派手にやってんね!」
至る所で兵士たちは魔物と戦っていた。
「梨花、やっぱ無茶ニャ!流石にもう帰ろうニャ!」
「大丈夫!だいz…」
ガサッ!!!
後ろからゴブリンみたいなやつが飛びかかってきた。
「伏せて!!!!」
後ろからアリアさんの声が聞こえた瞬間、
「スカイスラッシュ!!!!!!」
その瞬間、ゴブリンがバラバラになった。
「なんで、あなた達がここにいるの!?後で話は聞くから、今すぐ城に戻って!!」
「は、はい!!!」
鬼の形相で言われたので、私とにゃも助は、すぐに城に戻った。
指揮官長室に戻って、アリアさんを待っていた。
「ほら、言わんこっちゃないニャ!」
「ごめん…でも、いいものが見れたよ。」
「いいもの?」
「アリアさんの鎧見た?」
「あれは鎧というか水着だったニャ。」
「そう!私は、異世界美少女の水着姿が見れた!これは命を犠牲にして森に行った甲斐があったよ!」
「相変わらずニャ…」
でも、なんで、あんな水着みたいな鎧で戦ってたんだろう?そういう趣味なのかな?
そう思っていたら、アリアさんが戻ってきた。
「ダメじゃない!あんな危ない場所に行ったら!」
「ごめんなさい…アリアさんとかが活躍する姿が見たくて、つい…」
「はぁ、まあとにかく、無事で良かったわ」
「あの、アリアさんはさっき、なんで水着みたいな格好で戦っていたんですか?もしかして、そういう趣味ですか?」
「そんなわけないじゃない!あれは、特殊な鎧なの!」
「特殊な鎧?」
「あの鎧は、加護があるの」
「加護?」
「ああ、まだ加護の説明がまだだったわね」
加護とは、鎧や剣を作るときに、特殊な魔法をかけながら、作ることによって得られる効果である。加護にはそれぞれ違った効果がある。例えば、毒耐性とか、防御力強化とか…
「てな感じで加護には色々な効果があるの」
「アリアさんの、あの鎧は、どんな加護なんですか?」
「私のあの鎧は、体自体の防御力強化の加護なの。しかも結構強力な。だから、あれだけ露出が多くても戦えるの。普通の鎧は重いから身軽に戦えて、結構便利なんだよ」
「そうなんですね。」
「もうあんな危険なところには行かないでね!」
「はい!あの、剣術の使い方を教えていただきたいのですが……」
「いいわよ。そうだね……じゃあ、今から行きましょうか!」
「行くって、どこに?」
「練習場よ!」
私とにゃも助はアリアさんと一緒に練習場に向かった。
向かっている間に、
「そうそう、練習するためには剣が必要だから、武器庫に行きましょうか!気に入った剣を一本プレゼントしてあげる!」
「ありがとうございます!」
そうして、私とにゃも助は武器庫の中に入った…




