表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちの猫をもちもちしてたら異世界転移したので、異世界で百合してみた!  作者: AM
第4章 基礎魔法を使えるようになりたい!
26/76

25話:紅玉

シュン……


「そい!」

「グッ……!」

私はファイさんの攻撃を剣で防いだ!

この人の攻撃……重たい!!!


「やぁあああ!!!」


ガッキン…

私の攻撃が剣で防がれた!


「いいね!梨花ちゃん!いいパワー!だけど、攻撃が直線的すぎるかな……!」


ヒュ……


また後ろに…!


「ふっ…!」

私は攻撃を受け止める準備をした。


って……!

いない!?後ろにいない!!!


「残念……!前だよ!!!」


!!!!!

いつのまに……!


「そい……!」

「ぐぁ…!」


やば…!

まともに食らった……!

おもちゃの剣とはいえ痛い…!し、重い…!!!


「ファイさん…強いですね……!」

「まあね。これでも1番隊の隊長だからね!」

「じゃあ…!私も本気でいきます……!」


私はエクリプス・ブレードの準備をした。


「お!エクリプス・ブレードか!!!いいよ。受けてみる!」


ファイさん……避ける気がない!?

これは……舐められてるのか?それとも、受け止められる自信があるのか?


「後悔しないでくださいね!!!エクリプス・ブレード!!!!」


ドガァァァァァァァン!!!


直撃した!!!流石のファイさんでもこれは防げないはず……!


「やるね…梨花ちゃん…これはちょっとやばかったかも…。」

ファイさんは私の攻撃を、ボロボロになった剣で受け止めていた。


なんで!?

どうやって……!?


「でも…!あたしは、まだ戦える!!!」


ファイさんがボロボロの剣を構えた。


「紅玉…第一奏…交差する花(クロス・ガーベラ)

!!!」


真正面からこっちに向かってきた!!!

でも剣で攻撃を防げば……!

私は剣で攻撃を防いだ!


「残念…それ、剣じゃないよ……!」


は!?

防いだはずの剣が……すり抜けた!?


「はぁぁぁ!!!」

「ガハァ……!」


私は攻撃をもろに食らった!

強い……!!!

今の力じゃ、勝てない!!!


「降参します……」

「私の勝ちだね!はい!手出して!」


私はファイさんの手に手を重ねた。


「ヒール!」

お互いの傷が治った。


「あの、ファイさん。最後に使った技はなんですか?剣がすり抜けたって言うか……」

「あー、あれは残像!」

「残像?」

「光属性の力を一瞬だけ剣に宿して、そこに剣があるように見せたの。でも、本物の剣は、あたしの手元にある。それで、残像が消える一瞬の隙に、本物の剣で攻撃したから、すり抜けた様に見えたってわけ!」

「なるほど…さっき、紅玉・第一奏って言ってましたけど…あの技が、この国の武術ですか?」

「そうだよ。でも、梨花ちゃん。あたし、最初から紅玉使ってたよ」

「え……?」

「あたしがすぐに梨花ちゃんの間合いに入れたのは、紅玉・第九奏 体力変換(トランス・フィズ)のおかげ。この技は、自分の体力を犠牲にして、魔力とスピードのどちらかに、力を極振りすることができるの。だから、間合いに入れたってわけ。その代わり、膨大な体力がいるけどね」

「そんな技を使いながら、あの威力を連発できたんですか!?」

「まあね。あたし、人よりは体力ある方だから!」


ファイさんの体力どうなってるんだろう……

確かに、私を助けてくれた時に、あんな大技を使ったのに息一つ切れてなかった。


「今日はこれでおしまいだけど、基礎魔法の鍛錬が終わったら、あたしと剣術の鍛錬をやりましょう」

「はい!」

「その時に紅玉の使い方も教えてあげる。」

「ありがとうございます!」

「じゃあ、また今度!」

「はい!」

私はファイさんと別れた。


紅玉か……

使えるようになるまで時間がかかりそうだなぁ…

今のうちに体力をつけとかなきゃ!

私は、外を20分間走った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ