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うちの猫をもちもちしてたら異世界転移したので、異世界で百合してみた!  作者: AM
第4章 基礎魔法を使えるようになりたい!
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24話:基礎魔法を使う特訓!

「じゃあ、梨花ちゃん。もう一回やりましょうか!」

「もう一回ですか!?」


私はアリアさんと基礎魔法を使うために、魔法書に載っている基礎魔法の詠唱を繰り返していた。

かれこれ3日間、同じことを繰り返しているのだが、体力的にきつい……


「あの、アリアさん……もう魔力がないのですが……」

「じゃあ、んっ……」

「んっ……」


魔力が無くなるたびにアリアさんとキスをして、アリアさんから魔力を受け取っていた。


「ぷはぁ…どう?梨花ちゃん?」

「回復しました!」

「良かった……。ねえ、もっとキスしよ?」

「はい、」


ただ、キスをするたびに、お互い、もっとキスをしたい欲が溜まってしまう…。だから、魔力の回復に関係のないキスを何回もしていた。


「はぁ、はぁ…じゃあもう一回詠唱しよっか!」

「はい!」

私は詠唱を始めた。


「闇の力よ…生命を枯らせ!ウィザーズ!!!」


私は植木に向かって、闇属性魔法を撃った!


しなしな……


植木が少し枯れた!


「すごい!基礎魔法、全て使えるようになったじゃない!次は、魔法書を見ずに使えるように暗記をがんばろ!」

「はい!」

「明日は、私、魔力の勉強会の出張でいないから、ファイと一緒に剣術の鍛錬をしてね。明後日、また一緒に基礎魔法の特訓をしましょ!」

「はい!」

「それと、梨花ちゃん……」

「はい……?」

「今日、どう?」

「夜ですか……?」

アリアさんは小さく頷いた。

「いいですよ……」

「じゃあ、元々の騎士団長室で待ってるね」

「はい!」


夜……


私は旧騎士団長室の扉をノックした……


コンコンッ……


「梨花ちゃん……入っていいよ」

私は扉を開けた。

アリアさんは薄着だった…

「ねえ…梨花ちゃん……。私、明日からいないから…その……」

「え……?」

「他の女の子とイチャイチャしないで欲しいかも……」

アリアさんは小声で言った。


アリアさん……


「梨花ちゃん……今日は私のことだけ考えて……?」

上目遣いでお願いされた。

「はい、!もちろんです!」

私とアリアさんは今まで以上に深いキスをした。

「ねえ……壊して?」


アリアさん…今日、本気だな……


「じゃあ、いつも以上でいきますね……」

「うん……」


私はアリアさんと長い時間を過ごした。



翌日……


「じゃあ、私、行ってくるね!」

「アリアさん、いってらっしゃい!」

「ねえ…梨花ちゃん。キスしよ?」

私とアリアさんはキスをした。

「んっ……ねえ…私が帰ってきたら、また夜……」

「ぜひ!」

「行ってくるね!」

「頑張ってください!」


私はアリアさんを見送った。

さて…練習場でファイさんが待ってるな……

練習場に向かおうとした時……


「梨花ちゃん…アリアと長いことキスしてたね」


!!!!!

ファイさん!?!?

見られてたの!?!?


「み、見てたんですか!?」

「ちょっとね…。でも、羨ましいっていうか、なんていうか……」


ん?

もしかして…ファイさんも……?


「さ!そんなことより剣術の鍛錬するよ!」

私とファイさんは練習場に向かった。


「じゃあ、梨花ちゃん。今日の鍛錬はズバリ……」

「ズバリ……?」

「あたしとサシでバトルね!」

「え!?」


ファイさんと……?バトル!?


「この剣、使って」


私はファイさんから剣を受け取った。


「この剣は、おもちゃの剣。だけど、剣術の練習にはピッタリだし、この剣でも自分だけの技を繰り出せる。どちらかが降参するまで勝負ね!」

「あの…魔法の使用は……?」

「あ、魔法は禁止ね。あくまで剣術だけだから。だから、私は自分の技のアクア・ブレイクは使えない。あの技は水を実体の剣にしてるからね」

「なるほど……」

「でも、梨花ちゃんのエクリプス・ブレードは使っていいよ。あれは、剣に魔術を込めて威力を高めてるものだから」

「でも…それじゃ、ファイさんに不利なのでは……?」

「大丈夫、大丈夫!あたしの心配はしないで!全力でかかってきて!それと、怪我しても治癒魔法で治せるし……」

「了解です!」

「あと、そのサラマンダーのチョーカーも外してね。梨花ちゃんの純粋なパワーを知りたいから」

「はい!」

私はチョーカーを外した。

「じゃあ、やるよ!」

「はい…!」


私とファイさんは構えた。


ファイさんとのバトル……。緊張する!!!

でも、がんばろ!


「梨花ちゃん。いくね!」

「はい!」


ヒュン……


え?


ファイさんはいつの間にか私の後ろにいた。


やば……!


私はすぐにファイさんと距離をとった。


「お!梨花ちゃん、さすがだね!気づかれちゃった!」


この人……

強い!!!

下手したらアリアさんよりも強い!

これは……負ける!!!


「そうそう。勝った方が負けた方に、一回だけなんでも命令できるっていうルールね!それじゃ、もう一回いくよ!」


何そのルール!?

やばい…これで負けて、アリアさんとの関係を聞かれたら……詰む!!!


こうして、私は負けられない戦いが始まった……!

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