19話:遺跡探検!
「ひとまず、地図の場所に着いたけど…遺跡、見当たらないね。」
私たち少数精鋭部隊は地図に書いてあった場所に着いた。ただ……
「あの、アリアさん……ここ、西の森ですよね?」
「そうだね……」
「前にみんなで行った時……建物って、そもそもありましたっけ?」
「そこが問題点なんだよね……」
「あの!みなさん!ここに怪しいものが……」
イヴちゃんが言った。
「何ニャこれ?窪みニャ?」
不自然に平らな岩の真ん中に窪みがあった。
「これって……」
「鍵穴ですか?」
「試しに鍵、刺してみよっか!」
アリアさんが、鍵を刺した。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
岩がさがり、階段が出てきた。
「なんか……単純でしたね」
「まあ、見つかったこだし、行こ!」
「待ってください。元々遺跡は地上にあったんですよね?」
「写真を見るとそうっぽいね…なんで地下にあるんだろう?」
「どうします?入りますか…?」
「入っちゃお!でも、敵の罠の可能性もあるから、みんな油断しないでね!」
「「はい!」」
「はいニャ!」
私たちは階段を降りた。
「なんか、すごく一方通行ですね……。1匹も魔物が出てこないし……まるで、ただの迷路みたい。」
「そうだね。今まで一個も、扉とか分かれ道を見てないね……」
「やっぱり罠だったんじゃ……」
「まあ、罠だったとしても私たちで倒せるでしょ!」
「みなさん、見てください!前に扉があります!」
うわ…これ、中にボスがいるパターンじゃん……
「アリアさん、イヴちゃん、にゃも助!みんな構えてください!扉を開けます!」
私はそう言い扉を開けた……
ギィィィ……
「ふふふふふ…よく来たな!王国騎士のネズミ共よ!我はフェブラス幹部の1人、賢者ファスネスだ!」
賢者……?しかも、幹部って……やっぱりダンジョンのボスじゃん!ありがちすぎる展開……
「それで、ここに誘き寄せたのはあんた?」
「いかにも!我の能力「千里眼」を使って、お前と、そこの金髪騎士が洞窟に避難をしようとしていたからな…そこに鍵を置いて、ここに来るように仕向けたのだ!!!」
「最初から罠だったのね!」
アリアさんが言った。
「今!ここでお前らを倒し、サイモス様にその首を献上する!覚悟しろ!フレイガ!!!!」
ファスネスはそう言い、こちらに魔法を放った!
「バブリング!!!」
イヴちゃんが泡のバリアで防いだ!
「じゃあ、やっちゃおっか!」
「「はい!」」
「ニャ!」
私たちは一斉に攻撃を仕掛けた!
「ウィンド・スラッシュ!」
「スカイスラッシュ!」
「ぐはぁ!」
私とアリアさんの攻撃がファスネスに当たった!
「ウォルターネ!!!」
イヴちゃんがファスネスを水の檻に閉じ込めた!
「にゃも助さん!!!」
「はいニャ!!数多の光が、その身を切り裂く!ライト・ブレーズ!!!ニャ!!!!」
キュィィィィン!!!!
にゃも助の光の渦が、水の檻を飲み込んで、ぐちゃぐちゃにした!
「グァァァァァ!!!はぁ……はぁ……!」
あれ…?こいつ、幹部のくせに弱い……?
これじゃあ、メリーナの方が圧倒的に強い……もしかして…!
「あんた、本当は幹部じゃないでしょ?」
私は問いただしてみた。
「なんだと……!はぁ……はぁ……。我は、フェブラスの幹部……だぞ……」
「幹部がこんな簡単に、やられるわけないじゃない!メリーナの方が、あんたより、100倍強かったけど?」
「うるさい……!我は幹部だ……!!!!」
「もういい!!!」
後ろから野太い声が聞こえた!
「ファスネス……お前にはうんざりだ……。こんな雑魚共の底辺レベルの技に苦戦するとはな……」
「べ……ベルファル様!!!」
ファスネスの後ろには、棍棒を持った巨人がいた。
「ファスネス……お前は死刑だ……」
「そ、そんな!お許しを!!!」
「もう遅い!!!」
ブンッ!!!!!
「グハァァァァァァァァ!!!!!」
グチャグチャ!!
ファスネスは巨人の一撃で潰れた。
むごい……むごすぎる……
グロいし……
「ネズミ共!!!茶番は終わりだ…俺様が相手だ!!!」
「あんたが幹部!?」
「ああ!俺様こそ、フェブラスの幹部、巨人のベルファルだ!!!ネズミ共!ここが貴様らの墓場だ!!!俺様に、ミンチにされて死ね!!!!」
グォォォォォォォ!!!!
ベルファルは雄叫びを上げて、棍棒をこちらに振り回してきた!
「みんな、来るよ!!!!」
「アリアさん、作戦は!?」
「特になし!!このまま突っ込んで倒す!!!」
まさか……特攻!?
無茶すぎるけど……考えてる暇もない!
私は自分の身長の、5倍以上はある巨人に立ち向かった!




