108話:神光
「おりゃあああああ!!!!!!」
私は剣を勢いよく振った。
「そんな攻撃は効かない!!!」
シュッ……!
アリアさんは俊敏な動きで、私の攻撃をかわした。
「スカイスラッシュ!!!」
ヒュィン!!!
やば……!
ガギゴンッ……!
私は、間一髪でスカイスラッシュを剣で受け止めた。
「へぇ……。あなた、なかなかやるじゃん!」
「当たり前です!だって、アリアさんにも鍛えてもらってましたから……!」
私は、アリアさんの攻撃を弾き、剣に魔力を送った。
「ウィンドスラッシュ!!!!!!」
ビュゥン……!!!
ガギギッ……!
今度はアリアさんが、私の攻撃を剣で受け止めた。
「鍛え上げられたウィンドスラッシュだね……!でも、この技には敵わない……!!!」
アリアさんは、私の攻撃を弾き、3歩前に下がった。
その瞬間、アリアさんの周りから、とてつもない魔力が溢れ出した。
「これで終わらせる……!」
アリアさんはそう言い、詠唱を始めた。
この詠唱は……!
まずい……!
このままじゃ、やられる……!
しかも、もう技を繰り出す魔力が……
そう思っていたら……
「梨花、ちゃん!指輪を、外して……!!!」
後ろから、弱々しいオメガちゃんの声が聞こえた。
私は、言われるがままに指輪を外した。
その瞬間、先ほどよりも魔力が込み上がってきた。
「この魔力なら……!」
私は、最大の魔力を剣に送った。
「永夜の輪廻に飲まれろ!!!ルミナス・カーネーション!!!!!!」
アリアさんは、とてつもないスピードで、私に攻撃を仕掛けた。
ただ、アリアさんの一瞬の隙を、私は見逃さなかった。
今……!
「エクリプス・ブレード!!!!!!」
私の赤色の斬撃と、アリアさんの青色の閃光が交わった。
ドガゴオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!
その瞬間、とてつもない衝撃が王国中に伝わった。
「ぐっ……!」
「がっ……!」
私とアリアさんは、衝撃に耐えきれず、吹っ飛ばされた。
「梨花ちゃん!!!!!!大丈夫!?」
オメガちゃんが、少し大きな声で言った。
「大、丈夫……!」
そう言い、立ち上がった瞬間……
ぐらっ……
強烈な眩暈が、急に襲ってきた。
え……?
私は、その場に膝をついた。
まさか……
魔力切れ……?
「ふっ……ふふっ……!」
私が膝をついた瞬間、アリアさんが立ち上がりながら笑っていた。
「どうやら、私の勝ちみたいだね。このまま殺すのは勿体無いから、もう一つのとっておきの技で、殺してあげる!」
ビリッ……
ビリビリッ……!!!
あたりに黒い霧が広がり、稲妻の閃光が走った。
私は、アリアさんを見た。
アリアさんの右腕には、黒い薔薇のような紋様が広がっていた。
なんで……
あれは、死神の紋様のはず……
まだ変身したことないはずなのに……
何で出てるの……?
ビリッ……ビリビリッ……!!!
アリアさんの剣に、黒い稲妻が走った。
「死ね!!!サンダー・デス・トラジェディ!!!!!!」
バリイィ……!!!!!!
アリアさんが、先ほどよりも早いスピードで、攻撃を仕掛けた。
やばい……
これは……
死ぬ……!
私が、死を悟った瞬間……
「アクティベート!!!!!!」
目の前に、突然何かが現れた。
「無限ノ神光!!!!!!」
ガギギキンッ……!
シュィィィィィン……
アリアさんの攻撃が、何かに防がれ、吸収された。
私は、ようやく目の前の何かがわかった。
それは、光のローブに身を包んでいる、オメガちゃんだった。




