103話:サラマンダー
「おりゃああああああ!!!」
オメガちゃんは、サラマンダーに向かって槍を振るった。
ガキッ!!!
ただ、サラマンダーの鱗が硬く、何一つ傷をつけることができなかった。
「グオオオオオオオオオオ!!!!!!」
サラマンダーがオメガちゃんに向かって、炎を吐いた。
「メビウス・プロテクター!!!」
その瞬間、オメガちゃんの槍が輝き……
ガンッ!
巨大な盾となった。
ゴオオオオオオオオ!!!!!!
盾は、紅蓮の炎を見事に塞ぎきった。
「梨花ちゃん!」
「うん!」
私は剣に、自分の持っている最大の魔力を送った。
やっぱり……
魔力の量が前よりも圧倒的に少なくなっている……
これじゃ、エクリプス・ブレードは撃てない!
なら……!
「ウィンドスラッシュ!!!」
ガギッッッン!!!!!!
やっぱり……ウィンドスラッシュじゃ、歯が全く立たない!!!
「メビウス・トマホーク!!!!!!」
キュィイイイイイン!!!!!!
ドゴガッ……!
オメガちゃんの盾が、次は巨大な斧になった。
「おりゃあああああああ!!!!!!」
オメガちゃんが斧を思いっきり振るった。
ドゴオオオオオオオオオン!!!!!!
サラマンダーの周囲の木が、斧の風圧で薙ぎ払われた。
グオオオオオオオオオオ!!!!!!
サラマンダーの右腕が吹っ飛んだ!
「はあ……!はあ!」
オメガちゃんは、息を荒らしながら、その場に膝をついた。
グオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
ボウゥゥゥゥ……
サラマンダーは激昂し、私たちに向かって炎を吐こうとした。
「梨花……ちゃん!!!これを!!!」
オメガちゃんは、私に向かって、指輪を投げた。
私は少し戸惑いながらも、それを受け取った。
「これを着けて……あの技を!!!」
「わかった!!!」
私は素早く指輪を着けた。
指輪を着けた瞬間、身体中の魔力が一気に高まった。
これなら……
いける!!!
私は剣に、身体中全ての魔力を送りはじめた。
「うおりゃあああああああああ!!!!!!」
剣が青く輝きだし、光を放った。
まだ……
もっと魔力を送らなきゃ……!
グオオオオオオオオオオ!!!!!!
ボウウウウウウウウウウ!!!!!!
サラマンダーが私に向かって、炎を吐いた。
「エクリプス・ブレード!!!!!!!!!!!!」
その刹那、私は最大魔力のエクリプス・ブレードを放った!
ドガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
グオオオオオオオオオオオォォォォォ……!
斬撃は炎を破り、そして、サラマンダーの体を引き裂いた。
「はあ……はあ……!」
やった……!
倒せた!!!
あ、れ……?
意識が……
私は、その場に倒れた。




