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102話:異変

あれから何時間歩いたのだろうか……


私たちは森の中を突き進んでいた。


「ねえ、オメガちゃん……。目的地までまだ着かないの?」

「うーん……。あと4時間くらいかな?」

「4時間!?」

「まあしょうがないよ。だってアリアちゃん、この大陸の右端にいるもん」

「でも……アリアさんがいる場所が1番近いんだよね?じゃあ、他の2人は……」

「別の大陸にいるよ」


私は一瞬、めまいを感じた。

これ以上に大変な旅路を、あと2回も続けなければならないと思うと……

どうしても気が遠くなる。


だけど、あの2人に会わなきゃ女王を倒すことができないし……

なにより、私の大切な仲間だ。

誰1人欠けずに冒険したい。


「うーん……。今日中に着きそうにないな。よし!梨花ちゃん、野宿しよっか!」

「野宿!?こんな森の中で!?」

「でも、こんな森の中を夜中に歩く方が危険だよ」

「まあ、確かに……」


私たちは、開けている場所を見つけ、焚き火を焚いた。


「そういえば……さっき、別の大陸にイヴちゃんと、にゃも助がいるって言ってたけど……。この世界って何個大陸があるの?」

「うーんとね……。3つかな。今、私たちがいるのは、ウェンター王国が位置している赤の大陸。そして、にゃも助くんがいる青の大陸。それと……生物が1匹も存在しない緑の大陸があるんだ」

「生物が1匹も存在しない……?」

「うん。緑の大陸は、闇の五獣が住処にするために、生物ごと滅ぼしたの」

「闇の五獣ってそんなに強いの?」

「まあね……」


オメガちゃんは少し暗い顔になった。

やっぱり、五獣の話はあまりしたくないのかな……?


あ……

そういえば、イヴちゃんがいる大陸はどこなんだろう?


「ねえ、イヴちゃんはどこの大陸にいるの?」

「イヴちゃんは、壊れた王国にいるよ」

「てことは、アルファさんと一緒にいるってこと?」

「うん。今、アルファがイヴちゃんに稽古をつけてるみたい」

「そっか。それなら安心」


アルファさんの稽古か……

懐かしいな……

あの稽古のおかげで、翠碧が使えるようになったんだっけ


そう考えていた時……


ガサガサッ……!

森の奥から、木をかき分ける音が聞こえた。


「梨花ちゃん。構えて……」

「うん……」


ガザガザッ……


バギ……


バギバギ……!!!


何か巨大な生物が、木を折りながらこちらに向かってきた。


「あれは……」


私は、あれを見たことがある。

だけど、私が知っているものと少し違う……


グオオオオオオオオオオ!!!!!!!!


巨大なトカゲが咆哮をあげ、こちらに目をやった。


「あれは……サラマンダー!?」

「梨花ちゃん!よく見て!サラマンダーってあんなに黒かったっけ?」


確かに……

前よりも黒く、そして牙が剥き出しになっている。


「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」


ブゥゥゥゥン……!


サラマンダーは尻尾を、私たちに向かって薙ぎ払った。


私たちは間一髪でそれを避けたが……


ボフウウウン!!!!!!


「っ……!!!!!!」


途端に、サラマンダーが薙ぎ払った地面が爆発した。


「このサラマンダー……いつもと違う!!!」

「でも、逃げれそうにないね……。梨花ちゃん、倒すよ!!!」

「え!?!?こんなヤバいやつを!?」

「うん。倒さなきゃ、こっちがやられるよ!!!」

オメガちゃんはそう言い、サラマンダーに向かって、突撃した。


私は戸惑いながらも、オメガちゃんに続いて突撃した。

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