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97話:侵入

「着いた……」

私とにゃも助は、裏口の扉の前に立った。

「梨花……!慎重に入るニャ!」

「わかってる……」


ガッ……


「は……?」

「どうしたニャ?」

「開かない……」


ガチャガチャッ……


「クソ!なんで開かないの!!!」


いつもは開いてるのに……!


私は焦り、何度もドアノブを捻った。


ただ、ドアノブは一向に動かなかった。


「梨花!どうするニャ?」

「…………」


扉は鉄製……

燃やすことはできないし……

破壊するのも簡単じゃない……


もし仮に破壊したとしても、音で周りに気づかれる……

音を立てずに扉を壊す方法……


……!


そうだ!


「にゃも助!土属性魔法って、その場に土があれば撃てるよね!?」

「ニャ……?でも、土属性魔法をどう使うのニャ?」


私は、地面の土を扉の鍵に塗りたくった。


「にゃも助!鍵の隙間に土属性魔法を撃って!」

「…………!そういうことかニャ!わかったニャ!!!」


「ディダート・ブースト!ニャ!」

にゃも助は、鍵に向かって撃った。


バギッ


バギバギバギバギッ……!


鍵の隙間に埋まっている土が、どんどん膨れていき……


バゴガンッ……!!!


鍵を破壊した。


「これで……!」


私はドアノブを捻った。


ガチャ……


「やったニャ!」

「うん……!あとはバレないように武器庫に向かうだけ……!」


私とにゃも助は、足音を殺しながら武器庫に向かった。


向かっている途中、誰かに見つかるのではという心配もあったが、それは杞憂に終わった。


「着いたニャ」

「中に誰もいないことを信じるしかないね……」


私はそう言い、武器庫の扉に手を当てた。


ガゴンッ……


武器庫の扉が重々しい音で開いた。


「良かった……!誰もいない」

「ニャ!梨花!早く扉を閉めるニャ!」

「うん……!」


すぐに扉を閉め、武器庫を見渡した。


たくさんの武器と、一個の電動マッサージ機……


最初、これらを見た時は全てが新鮮だった。


だけど、今は違う……


私は、自分が使っていた剣を探した。


「……あった!私の剣!」


私は、日本刀に似ている剣を拾い上げた。


「よし!これで……戦える!」

「梨花、このあとはどうするニャ……?」

「うーん……。とりあえず、魔力の量を元に戻さなきゃだから……東の森で特訓かな」

「わかったニャ!」

「じゃあ、東の森に戻ろっか!」


私は武器庫の扉を開け、廊下に出ようとした。


その瞬間……


ガッゴン……!


「あー……今日の任務も疲れた……」


扉が開き、見覚えのある人物が暗い表情で入ってきた。


「へ……?」

「あ……」

「あなたは……」

「アリアさん……。っ……!」


私はにゃも助を拾い上げ、その場から走って逃げた。


「どうするニャ!?勝手に入ったのがバレたニャ!!!」

にゃも助が、私の胸の中で言った。

「こうなったら……!目的を果たす……!!!」

「ニャ……!?目的ってなんニャ!?」

「女王を殺す!!!」


私は息を切らしながら、王室に向かって走った。

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