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※主な対戦相手候補一覧

きつね …… 昔狐火を捕まえた人がいて、網を被せてえいやっと捉えたところ、狐は悲鳴を上げて逃げていったが、中には火だけが残っていた。蛍の光よりは巨きく、手にとってみると、それは得体の知れない毛皮だった。狐火は夜中でも煌々と輝いていたので、まるで昼間のように明るかったと云う。江戸時代には江戸川区辺りに有名な白いいたずら狐が棲んでいて、良く道行く商人を騙しては品物を盗んでいたらしい。


たぬき …… たぬきは色々なものに化ける。狐火ならぬ狸火から大入道に至るまで、正体はたぬきだと云われている。四国・徳島は特にたぬきの本場で、ほとんど全ての不可思議な現象はたぬきのせいだとされていた。また、たぬきの間では狸伝膏(ばけものこう)と呼ばれる秘伝の薬が伝承されており、これが切り傷に良く効く。


かわうそ …… 化かし合い騙し合いは何もきつねやたぬきの専売特許ではなく、日本ではかわうそも化ける。石川県では昔、かわうそが二十歳前後の娘や、着物姿の子供に化けて出ていた。「お前は何処の者だ」と尋ねると、一体どういう意味か「カハイ」と応えると云う。


さとり …… 相手の思っていること考えていることを読み取るテレパシー妖怪。この妖怪に出会うと、こっちのやろうとしていることが何もかもバレバレになってしまう。昔富士山の麓には()()()と呼ばれる妖怪が棲んでいて、これも()()()の一種だと云う。


たたりもっけ …… 死んだ赤ん坊の魂がたたりもっけとなって、周囲を彷徨い、やがて森の中にいるフクロウに宿る。フクロウがホーホーと鳴くのは、あれは赤ん坊の鳴き声である。それで子供の亡くなった家ではフクロウが大切にされるらしい。主に東北地方に多い。


いやだにさん …… 香川県三豊市にある弥谷寺(いやだにじ)は、生き残った者が春夏二回、寺を訪れて名前を呼ぶと、やがて死んだ人の魂が此処に帰ってくると云われている。仁王門から本堂までの急勾配な石段は540段ほどもあり、境内のあちこちで磨崖仏(まがいぶつ)を拝むことができる。


かに坊主 …… 山梨県の何処かに()()()と呼ばれる寺があると云う。この寺では昔から坊主が変わっても変わっても、皆一晩で忽然と姿を消してしまうので、ついに荒れ果ててしまった。不審に思った一人の僧が寺の池の水を抜いてみると、そこに巨大な蟹が棲みついていて、底には夥しい数の人骨が埋まっていたと云う。ちなみに福岡県小郡市には()()()()があります。


麻桶毛(まゆげ) …… 徳島県にかつて彌都比売(やつひめ)神社と呼ばれる神社があった。ここの御神体は麻桶に入れられた一本の毛であった。この神が荒ぶると、麻桶毛がどんどんと伸び、蓋を突き破って溢れ出てきたと云う。枝分かれした麻桶毛は触手みたいになって人間を締め上げたり、あんなことやこんなことをした。毛の恨みは何とも恐しい。


納戸婆(なんどばばあ) …… 岡山県では戸を開けると「ホーッ!」と叫んで納戸婆が現れると云う。庭箒で叩くと慌てて縁の下に逃げ込んで行く。恐怖。家を守っているつもりなのだろうか?


めし食い幽霊 …… 昔、江戸の家には幽霊とも妖怪ともつかぬ者が棲みついて、姿は見えないのに、夜な夜な勝手に飯を平らげる奴らがいた。この幽霊の悪口を云うと、禍いが起きる。


河童 …… 河川の中に潜む妖怪。川に入ってきた人間の足を引っ張って溺れさせたり、尻子玉を抜いたりする。はて尻子玉とは何ぞやと云う話だが、これは肛門の蓋だとか、想像上の肝だとか、人間の魂だとか諸説ある。人間の魂は尻にあった。頭の皿が弱点だとも云われている。

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