2章 四十八話 王都へ旅行に行こう
本日も宜しくお願いします。
新キャラ登場しますが、どうなることか分かりません。
今後もよろしくお願いします。
「突然すぎだ。前置きを入れろ」
クララさんが、酒臭い息を出しながら、クラウドさんの頭を叩いた。
「ギルマス酔ってます?ディー君、実は、俺にここの領主になれと国からお達しが来てな、断るにも、やるにもどうしても一度、王都に行く事になる。それでギルマスに最高の冒険者に護衛を依頼したら君たちだったんだ」
クララさん、ダメでしょう、俺たちを最高とか言ったら、リーネームの人たちに悪いです。
「買い被り過ぎですよ、まだ冒険者になってやっと一ヶ月、採取ばかりの底辺冒険者ですよ。それに、クラウドさんの方が強いですから、俺たちは逆に足を引っ張ります」
元上級冒険者が居れば十分だろうけど、そうでは無いな理由は多分、
「もちろん、腕は落ちてない。が、二年前の事を思うとな、不安で仕方ないのさ。それに俺が貴族になる事をよく思わない奴もいるはずだ」
やっぱりね。そう思うよね。だからこそ分からない?なぜ未成年のガキを推薦し、それを受けたか?
「ディー君が、なぜと思うのも無理は無いけど、君はかなり強い。あの時は分からなかったが、今新ためて君を見て確信している」
「だから言ったろ!冷静に見れば分かると、問答なんか無駄だと」
「えーと、俺はそんなに強くないですよ、特に心は、クラウドさんの強さを見習いたいくらいです」
「ギルマス、決めました。ディー君達にお願いします」
「そうか、ディーよ。特殊指名依頼だ。拒否権はない」
「拒否権無いって、それアリですか?」
「ありだ。アリアリだ。泣いても良いぞ」
そんな麻雀みたいな言い方。
「ディー君ダメか?出来ればお願いしたい。最悪、一緒に王都に旅行でも良い。お願い出来ないか?」
ここまで譲歩されて断るのも嫌だな。魔力も一か月でなんとか元に戻ったし、それに何かあっても嫌だな。
「分かりました。それならご一緒させて頂きます。依頼では無く、あくまで同行者として一緒に行きます。あ、お礼では無いのですが、王都案内してくださいね」
「ああ、任せてくれ、最高のもてなしを約束しよう」
「なら依頼破棄だな」
断れるじゃ無いですか!全くクララさんは。
「では、3日後出発するから準備をして置いてくれ、それと妻と娘を紹介しよう。下で待っててくれるか?」
「分かりました、3日後、ここで。下で待ってます」
俺は、クラウドさんと握手をして妹がいる記念パーティに向かった。
確実に気付いてるな。でも無理に聞いてこないのは有難いが、過剰な期待なんかは面倒なんだよな。
まあ、クララさん達の弟子みたいだし、大丈夫だろう。
それに今回のパーティもその一環だな、俺と妹を別々にするために仕組んだな。まあ良いけど、ケーキ代はださなくて良いな。
「お兄様、私のお友達を紹介します」
あーあ、クリームだらけだよ、顔中。
パイ投げでもした?
「は、初めまして、ティアラっていいます。お、お、お願いしゅましゅ」
カミカミだな。クラウドさんの娘さん。
「よろしくね。俺はディー、ラファの兄だよ。これからもラファと仲良くしてね」
そういうと、顔を真っ赤にして、隠れてしまった。
「ごめんなさいね、ディー君あんまりにカッコいいからこの子照れちゃって、私は、この子の母のエアリスって言うわ、出来ればエアリスお姉さんって呼んでね」
うん美人さんだな、おばさん呼びは出来ない。
名前も絶対に意図的だろ。F◯ファンだな。
「なんだ俺が紹介するまでもなかったな、ディー君、俺の愛妻と愛娘だ。仲良くしてくれ。妻は勘弁してくれよ」
「もう、貴方ったら」
仲かが良いですね。胸焼けしそうです。
「お兄様、この人あの時の人ですか?違う人みたいです」
妹も気づいた見たいだ。
「そうだよ、この人は、クラウドさん、ティアラちゃんのお父さんだよ」
「わー、そうなんですね」
妹はクラウドに挨拶した。
「あの、ディーの妹のラファって言います。ティアラちゃんとお友達になりました。お願いします」
「しっかりした子だな、こちらこそよろしくね。後で聞くかも知れないけど、一緒に王都まで旅行に行くから、その時もティアラと仲良くしてね」
「お兄様、旅行って?」
そこはまだ説明してなかったな。
護衛の話は抜きにしよう。
「ああ、みんなで美味しいものでも食べに行こうってね、嫌かい」
「嬉しいです。初めての旅行です。ティアラちゃんも一緒です。ワクワクです」
ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ妹に、
「ディー君と一緒に旅行、恥ずかしいです」
と言ってまた顔を赤くするティアラちゃん。
楽しい旅になりそうだ。
補足です。
と言うよりディーが下に降りた後のギルマスとクラウドのお話です。余興です。
「素直に言えばいいものを回りくどい」
「ああでも言わないと受け取ってくれなそうでしたから」
「そうかもしれんが、お守りのお礼ね」
「間違いなくお守りのおかげです、正直何が事実で、何が虚偽なのか分からないですが、間違いなくディー君が起こした奇跡ですよ、先程妻子が居る事になんの疑問も抱かなかった、何処かで見られたかわからないけど、いる事が当たり前と思ってる様子でしたから、普通は驚きますよ」
「まあ、ディーは、謙虚と言うより、目立ちたく無い、面倒はヤダ、静かに暮らしたい。そんな奴だ」
「そうですね、でも良い男です。娘をやってもいい男です」
「お前、ディーに見習いたいなんて言われて、木にでも登ったか?」
「そんなわけないですよ、多分俺とは違った強さを持ってますよ、では私も下に行きます、本日はありがとうございました。師匠」
「ふん、世話の焼ける弟子だ」
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