2章 第三十三話 憲兵ニブフーク人間を辞める日
本日も宜しくお願いします。
相変わらず主人公のでない話です。クドイ話が進まない状態です。今更引くに引けない展開で申し訳なく書いております。
今後も応援して頂けたら嬉しいです。
モドーキが石になった頃、ニブフークは、一旦、捜査を終えて、詰め所に戻ってきていた。
“親愛なるニブフーク 先日ある子供達から言われも言わない侮辱を受けた。処罰を与えるため、いつもの所へ連れてきて欲しい。
報酬は別に用意しよう。そうだ。お前の望むものだ。期待しているよ。
お前の秘密を共有する者より“
ニブフークは一枚目に目を通して、一枚目とは違う小さな紙を見るて驚き危うく紙を落とす所だった。
「あのディー君が?いつあの人と会ったんだ?分からないが、コレはチャンスだ」
ニブフークは、もう一度憲兵服を着直して、外へ出た。
「報酬は多分ディー君だ。家で会った時あまりにタイプで緊張して、おかしな話し方になってしまったが、また会える。ダメだ、顔がニヤけてしまう。ああ。あのディー君の可愛い顔、体を自由に出来ると思うと。しかも、あの人の依頼だ。大義名分は成り立つ」
ニブフークは、完全に自分の世界に入り、ディーで妄想していた。
ディーの家の周りは既に調査は終わり、数人が血を洗い流していただけだった。
ニブフークは近くで掃除をしていた、憲兵でない者に、変わった事が無かった聞いた。
聞かれたら者は、「なぜ俺に」と思ったが、相手は憲兵
「変わった事は無かったですよ、でも、4人組の冒険者みたいなのがこの家に尋ねてきて、此処の住人かな、子供2人と一緒に出かけたね、別に変わった事じゃ無いと思いますがね」
ニブフークは、その一言で地獄に落とされた気分だった。
”誰が?何の為に?“私のディー君を連れ出したのだ。もしかして、朝来ていたあの冒険者達か?
可能性はあるが、
「そう言えば、子供二人はなんか嫌々な感じでしたよ、特に唯一の女冒険者は、手を引っ張ってたみたいだった気がしますね」
”攫われた”
ニブフークはすぐ様、どっちに向かったか聞き、走り出した。そんなに時間は経っていない。
まだ近くに居るはずだ。
目撃者が居ないか聞いて回るが、誰も知らないと言う。
大通りから外れて、裏路地を探すが手掛かりが無い。本来なら大規模に他の憲兵と協力して探す所だが、あの方が関わっている。騒ぎを大きくするわけには行かない。
ふとボロ屋の前を通った時、小さな悲鳴が聴こえた。
ニブフークは、迷わずドアを蹴破り、家の中に突入した。
其処で見たのは、とんでもない光景だった。全裸の男が、互いにナイフを差し合ったかの様な格好で倒れていた。そして、散らばった男の子供用の下着にシャツ、ディーが着ていた服に似ていた。
ニブフークは、部屋を見渡すと、隅に丸くなり震えているディーを見つける。
ディーは全裸にマント一枚の様な格好だった。
疼く気持ちを抑えて、ディーに近づくニブフーク。
ニブフークに気づいたディーは「憲兵さん?」
驚きと安堵でニブフークに抱きついた。
はやる気持ちを抑えつつ
「ディー君大丈夫かい?何が有ったんだ?」
と一応心配してる様子を出す。
「妹が他の二人に連れて行かれたんだ。僕は此処に残されて、あの二人に、服を脱がされて」
「いい、もう何も言わなくていい」
ディーの言葉を被せて、話を止める。これ以上聴いたら、死んでいるとはいえ、チリになるまで叩き続ける自信があった。
「此処から出よう」と言ってディーの手を引くが、ディーは動かない。
「憲兵さん、僕怖いよ。僕の事守ってくれる?」
年齢の割に背が高いディーだが、大の大人それも憲兵と比べればどうしても見上げる形になり、奇しくもそれは涙目の上目遣いになってしまう。
ニブフークは抑えきれず、ディーを強く抱きしめてしまう。
「憲兵さん、痛いよ。でも守ってくれるなら我慢する」
ニブフークは、ディーを押し倒そうとしたが、頭に強い衝撃受けてディーを手放して後ろへと倒れていく。
「テメー何してるんだよ、大事な仲間殺しやがって」
そんな言葉が気を失う前に届いた声だった。
補足です。
連れ去られたのは、本物のディーではありません、
口調が違うのでお分かりかなと思いますが、偽装魔法に、思考投影魔法を使って、ニブフークの妄想を具現化しています。最低ですね。
ではまた次回です。
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