2章 間話 (ヘイト話)
今回はヘイト話と言うか、話の展開に必要?かも知れないので投稿しました。
つまらない話ですが、お付き合いの程宜しくお願いします。
此処はディー達が活動している街を統治している貴族の屋敷。領民からの評判は底辺の悪徳貴族がいた。
「おい、何か面白い事ないかよ!最近つまらなすぎる、どっかにいい奴隷でも、領民居ないかよ」
貴族の息子は、執事に物を投げつけながら、癇癪を起こしていた。執事は申し訳ありませんと頭を下げるのみ、これでまた癇癪を起こす。
物音に気づいたのか、用事があったか、部屋のドアが開いて領主が入ってきた。
「クーズサームよ、何を怒っている?」
息子が投げたペンを拾いながら尋ねていた。
「パパ、最近面白い事なくてさ、あのクズ冒険者達が言ってた“カエル”も手に入らないし、いい奴隷も居ないし、最近いい悲鳴聞いてないんだよ」
「クソ冒険者達の件は、信じた方が悪い。あんなクズどもの話を信じてしまったのがな」
父にそう言われてしまったのでこれ以上冒険者の事を言えなくなってしまい、怒りが溜まる。
「パパは相変わらず、メスガキ専門なの」
仕方なしに話を変えるクーズサーム。
「専門では無いが、いい声で泣くのでな、男ではあの声は出せん」
領主は、最近の事を思い出して下品な笑いをする
「そうなんだ、今度僕も一緒に楽しませてよ」
父の顔で自分もやりたくなったようで、クーズサームも下品な顔で同意を求める。
「ああいいぞ、ただお前は手加減しろよ。いきなり壊されたら、勿体無いからな」
「わかったよ、でも飽きたらいいよね」
「その時は好きにしたらいいさ」
親子で下品な顔を見せて笑っていた。
そこに、執事が声を掛ける。
「旦那様、突然ですが、子飼いの冒険者もどきが、何か報告があるそうです、如何されますか?」
もう遅い時間だ。通常ならこんな時間に来た時点で平民なら打首だが、つまらない事ばかりで飽き飽きしていた所で丁度良かった。
「いつもの部屋に通しておけ、直ぐに行く」
執事告げると自分も部屋を出ようとしたが
「パパ、くそ冒険者と会うの?一緒に行っていい?変なこと言ったら、オモチャにしていいでしょう」
「好きにしろ、判断は私がする」
そう言って二人は部屋を出て、冒険者もどきのいる部屋へ向かった。
「すいませんね、こんな時間で訪ねてしまって」
礼儀も口調もなっていない、くそ冒険者もどきが言う。
「前置きはいい、どんな情報だ。内容によっては覚悟しておけ」
領主カースクーズは冒険者もどきに脅しを掛けるが、
「そうですね、早速ですが、うちのギルドに未成年のガキとメスガキが来たですよ。男は12くらいでメスガキは5歳くらいで中々の上玉でした。」
クズ親子は、未成年のガキ達の反応した。
しかも上玉ときた。事実なら褒めてやる所だ。
「嘘では無いな、何か証拠でもあるか?」
「旦那様、証拠って言っても有りませんが、他の冒険者に尋ねれば直ぐわかりますよ。そんな嘘ついてどうします」
もどきはニヤニヤして答えた。
確かにその通りであり、直ぐバレる嘘をつく必要は無い。
「しかも、これは聞いただけで確かでは有りませんが、ガキが今日収納付きの腕輪を手に入れたみたいなんですよ」
「「なんだと!収納付きだと」」
親子で揃った反応を見せた。当たり前である。収納付きの魔道具は有るに有るが大体が専属の儀が解除出来ずに眠ってる役立たずな物に成り下がっている。
まだ解除可能、所有が生きている状態だ。
売れば、何千億になるか、収納限界によってはもう一桁変わる。
「どうですか?この情報。」
「良いだろう、魔道具は今日手に入れたと言いたな、教会に行ったかわかるか?」
「そこまでは、遅い時間にギルドに戻ってきたとは聞いてますが。ただガキなので、その事を知らない可能性もありますし、それでいち早くと思って此処に来ましたからね」
早く金ををよこせとばかりに、話を切ろうとする。
「わかった、まずは金一枚やろう、今から、ガキどもの寝床調べてこい、それで二枚。明日何処に行くかまたは、居場所の情報を持ってきて四枚だ」
「分かりましたよ、ではまた明日です」
もどきはテーブルに転がった金貨を受け取ると足早に部屋を出ていった。
「パパ、明日楽しみだね、でもどうやって攫ってくるの?」
「いつも通り、チンピラ共にやらせるさ、ガキ2匹のクソな冒険者だ。簡単仕事だ」
「じゃあ、僕も今からどんな道具で楽しむか選ぼうかな」
「気が早い息子だが、俺も試したい物があったから準備しておくか」
再び下品な笑いを浮かべて各々が目的の場所へ向かっていく。
もしこの時もどきにディー達の情報を詳しく調べさせていたら、また違った未来があったかも知れないが、ディー達に狙いをつけた時点で、結果は変わらない確定した未来になった。
補足です。
冒険者もどきは、冒険者ギルドを除名されています。
出禁状態なので、詳しい話は聞けてません。
勿論天使だの、危害禁止など。
ではまた次回です。
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