1章 第七話 メモリーカーニバルは止まらない
兄も壊れてます。妹ちゃんよりは多分まともです。画像は、どんだけ保存出来るのか作者でも不明。いつか解明したいと思います。次回は妹ちゃんサイドです。
妹をなんとか、精神的ダメージ大を受けつつ、下ろすと小さいテントへ向かう。
このテントはカモフラージュで別次元の入り口を隠す為である。空間を渡ると、多少の魔法制限を受ける為、隠蔽魔法が解けてしまったら、何も無いところに扉がある摩訶不思議なことになる。
何処かの青色タヌキが出すなんとかドア状態。旅人ならまだしも盗賊が来たらあの可愛い妹がどうなるか分からない。
もちろんテントは魔道具化しているから誰も入れない、別空間に行っても安全使用だが。
妹はテントを見てなんだか萌えていたが、よく分からなかった。
テントに入ると何で扉があるの?と今まで見たことのない顔した為、まさにメモリーカーニバル、毎秒25枚の連続登録。これは後で脳内早送り再生にて動画状態にしなければならない。
頭で処理を行いながらも、愛する妹を無視する事はせず、「開けてみな」と扉を開けるよう促すと「うんしょ」と可愛い声と共に扉を開けた。
開けると前世の日本建築の一軒家が現れ、妹は目をパチパチさせながら一生懸命建物を指先していた。もちろんメモリーカーニバル。今日は捗る。もちろん何にとは聞かない、答えないのはお約束。
家は前世の自分の住んでいた家をイメージした為、かなり精巧だ。もちろん土禁で、和室も一部屋ある。庭も作り、自然光も再現してある。正直ここで暮らせるが、今のところ宿代わりの予定だ。
妹が疲れたらここで休ませて自分が進めばいい。最初から作れば良かったが、一人旅と思っていたし何より自分のためにだけでは、作る気がしなかったし、作れなかったであろう。妹には靴を脱いだら、家の中に駆け込んで行った。まあ、今まで狭い部屋に篭って非常に心苦しい生活だったから、はしゃぐのは良いのだが、狭い2LDKでは5分も持たないで周り終わるだろう。出来ればゆっくり見てもらいたかった。
案の定、妹はすぐに戻って来て、「あれ何、これは何」の質問ラッシュを繰り出した。もちろんメモリー並行の回答、そして、実際使い方を見せながら、説明した。水道、ガス、電気は魔法で再現し、完璧な日本家屋状態であり、トイレは勿論、水洗で排水は全て魔法で処理。多分、魔法王国であってもこれを再現は不可だろうし、仮に、術式を教えたとしても1000万人の宮廷魔導士が死ぬ気になって出来るかどうかだろう。俺には妹パワーがあるから大丈夫なだけだが。その妹パワーで作った妹部屋はファンシーの一言であろう。妹より大きいクマのぬいぐるみはお約束、犬、猫などの小さめのぬいぐるみ、ピンク色のベット、カーテン、可愛い小物で満載にした可愛い物が似合う妹だけの部屋。
自分の部屋、そんなもの一切無い。あるのはベットだけマットレス無し、固い板だけの省エネ使用、まあ、魔力が回復したら錬金魔法で少し良い布団は作るつもりだ。しかし、可愛いものではしゃぐ妹は可愛い、メモリーカーニバルは止まらない、止まらせない。
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