2章 二十二話 偽物は殲滅です
本日二話目です。爆殺天使が降臨します。
こんなの天使で無いと思いますが、何卒宜しくお願いします。
私は決意と共に暗闇から白の世界、そしてダンジョンの中へと視界が変わっていきます。
お兄様が居なくなった事で、ダンジョン内が暗くなってます。
クリスさん達も、お兄様の事を心配してくれてます。
皆さん優しい方です。
アリスさんは、少し此処から離れようと言って、お兄様が居なくなってしまった場所から離れていきます。
また移転魔法が発生して、更に分裂する事を避けるためだそうです。
「ディー無事か!」
突然、クリスさんが叫びました。クリスさんの視線先には、“お兄様”らしい物体が居ました。
あれがお兄様?確かにクリスさん達は、今日私達に会ったばっかりですが、アレをお兄様と間違えるのはお兄様に失礼です。
髪の毛の数が1392本少ないですし、指の長さも爪の長さも違います。何より本物のお兄様の方が1億倍カッコいいです。
許せません。お兄様の偽物を出すにしても、こんないい加減な偽物許しません!
偽物が口を開いた瞬間、私の“お嫁さんパンチ”を顔にぶち込みました。頭が爆散して、体が倒れていきます。
そして、すぐ魔石に変わりました。
「ラファ、無事だったか?」
後ろから気色悪い声が聴こえました。すぐ声の下へ走ります。
「そんな声を出す事も聞かせる事も、万死に値します」
勢いのまま、“お嫁さん黄金の右”を顎から上に振り上げます。
頭が飛び、天井にぶつかります。体はやはり魔石に変わりました。
これ以上不愉快にさせないで下さい。って思ってるのに、今度は3匹です。
2匹で1匹を引きづってます。馬鹿にしてますね。
まだ子供ですが、あのお兄様のお嫁さんですよ。騙される訳ありません。
私は足元の石を拾い、偽物達に投げつけます。
引き摺っていた2匹の頭にあたり、爆散しました。後1匹ですが、何やら立ち上がって、
「ラファ、ありがとう、助かったよ」
その口閉じなさい!!!
偽物に向けて走り出しますが、偽物は何を思ってるのでしょうか?手を広げて待ってます。
気持ち悪いですぅ。殲滅です。木っ端微塵です。
早く目の前から消えてください。
私は偽物の膝に“お嫁さんキック”を叩き込みます。
偽物は、衝撃でバランスを崩して倒れて来ますが、そこにパンチを繰り出します。
「ラファどうして?」
聞きたくありません。口を目掛けてジャンプして膝を当て、口の中を破壊します。これで喋れません。
しかし、この偽物は丈夫です。
今までの4匹とは違います。
面倒です。偽物の足を掴み、地面に叩きつけます。
お月様でうさぎさん達が行っている“餅つき”です。地面に悪い人を何度も叩きつける儀式です。
あまりに悪い人が多くて、お月様は穴だけになってしまったというお話しです。
私も“べっタン、べっタン”とうさぎさんの真似をします。
良い感じにお餅になって来ました。でも本当に丈夫です。疲れて来たので、最後のべっタンです。
せーの!“べっタンコ”
殲滅終了です。魔石に変わりました。
これで最後なら良いのですが、もう面倒なので首チョンパしていきます。クリスさんから剣を借りましょう。使い方は分かりませんが、何とかなるでしょう。アレにはもう触りたくないです。
クリスさんに剣を借りようとしましたが、その必要は無くなりました。
お兄様です。お嫁さんとして失格です。側に来ているのに気づかないなんて。
すぐにお兄様に飛びつきます。距離なんて関係ありません。目に見えたら一瞬です。
お兄様のにおぃです。寂しかったですよぅ。もう何処かに言ってはダメです。
その後は、お兄様とリーネームの人たちが話をしてましたが、それよりお兄様です。
結局リーネームの皆さんも地上に帰るそうで、一緒に戻ります。
私とお兄様はお手て繋いで前を歩きます。来た時と同じで、魔物は姿は見ません。魔石だけが転がってます。リーネームの皆さんは何やら楽しそうにお話ししてます。
今日はいっぱい楽しい事がありました。偽物以外は。
また楽しい冒険したいです。
補足です。
ディーの偽物は妹ちゃん以外見分けはつきません。
指の長さもコンマ何ミリの世界です。
毛の数なんてわかるか!と言う問題です。
この力は称号が作用してます。
ではまた次回です。
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