2章 第十六話 俺、ミンチにされてたの?
本日二話目です。少し短いですが、話の切りとい事で。
もう少し話を進めていきます。
お付き合いのほどよろしくお願いします。
探索魔法で妹の位置を確認すると、強化魔法で脚力を上げて、ついでに壁もぶち抜いて走った。
妹は、4人パーティと一緒で無事だったが、何やら怒っているようだった。
しかし、俺の姿を見ると、縮地でも使ったのか一瞬で俺の胸に飛び込んできた。肋骨逝ったな。
「お兄様のにおぃ」
と呟きながら、じわじわと、背骨にもダメージを与えてくる。
治癒魔法を掛けつつ、妹のコアラ状態を保ったままでクリスさん達の元に歩いていく。
「本物のディーか?」
とアリスさんに言われ、なんとなく、俺が居なくなった後が想像できた。
やはり俺に似た魔物が現れたらしいが、妹は瞬時に偽物と見破り、
「万死に値します」
と言って、偽物を怒りを通り越した怖い笑顔で、ミンチにしたらしい。ミンチと言っても最後には魔石になったらしいけど、見てる方は恐怖だったみたいだ。
ミンチの仕方も、片手で俺似の魔物の足を持って、右に左に地面に叩きつけたいたらしい。
幼女が、笑いながら魔物をミンチにしてる姿は、恐怖だろう。妹よ、幾ら偽物と言っても、兄の姿してるのにミンチって、にいちゃんも少し不安だよ。
俺は流石に、最下層から帰ってきたことは秘密にして、一つ下の階から帰ってきたことにした。
本当のこと言ったところで、信じてはもらえなそうだしね。
ちなみに縦穴は、ダンジョンの自動修正で、5分もしないうちに戻って居るから大丈夫。
ついでに、以前から計画していた収納魔法付加のアイテムを手に入れたことにした。
討伐報酬が腕輪だったので、追加で付与した。
元は魔力増幅の腕輪で、これはこれでかなり貴重だが、別に問題ないであろう。
クリスさんは、必死に何処で、どうやって手に入れたか聞いてきたが、部屋から出たら扉が消えてしまって分からないと誤魔化しておいた。
「かなり貴重な魔道具だから、教会に行って、専属契約の封をしておけ」
なんてアリスさんは、言ったけど、無くなってもいいものなんだよな。
後々面倒になるかも知れないから、契約はしておこう、自分で出来るしね。
しかし、自前の魔法でも、魔道具でも収納魔法はやっぱりトラブルを生みそうだな。
俺自体に何かあっても良いけど、妹に何かしでかしたら、“地獄すら生ぬるい”ようにしないとね。
何だかんだで、クリスさん達も地上に戻ることにしたみたいで一緒に戻ることになった。
来る時に罠という罠は、全て破壊してあるから、大丈夫だろうけど、妹を見守ってくれた?礼を踏まえて俺たちが前を行くことにした。
「なあ、クリス、俺たち最上級ダンジョンに来てるよな」
呆れ声のアリスさん
「そうだが、言いたいことは分かる」
「ディーって子供一体何もンなんだ?」
「知るか!私の方が聞きたいわ」
クリスさんは声を荒げて言った。
うん、多分この世界の常識から、外れてると自覚しつつも面倒だし、それに妹に醜い魔物を見せるのも、見せるのも嫌だしね。
冒険者の過去含めて詮索しないって良いことだ。今日の事は言いふらす事も無いだろうから、安心して魔法ぶっ放しますか。
補足です。
専属契約の封ですが、貴重な魔道具の盗難などで他の人に奪われて、悪用や売却などを防止する為、所有しか使えなくする為の魔法です。
教会がお布施という金集めをする事で行ってもらえます。
基本解除不可ですが、本人の同意かつ、登録時の暗証を明示する事で解除は出来ます。もし死んでしまったら、解除出来ないので、この世界には貴重な魔道具が、使えない状態のものが沢山、保存されています。
解除出来れば一攫千金です。
ではまた次回です。
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