2章 第十三話 ミノタウルスは牛ではありません
いいペースで書き上げてます。
まだまだいけるかな?
引き続き宜しくお願いします。
ダンジョン内は薄暗く、松明みたいな物を持ってないと歩けない仕様のようだ。
ド◯クエ1を思い出す。松明切らして、ゴツゴツぶつかりながら、出口を目指した苦い思い出。
しかし、俺には魔法がある。光源魔法、最高!
視界良好で30m先までクッキリだ。まあモンスターにも気づかれるが、低ランクのモンスターなんて問題では無い。
妹が居るので罠には気をつけて進むが、キャトラが罠の位置を教えてくれるようになった。
但し、ご飯大盛りが条件。大盛りどころか、おかわりしてくるからあまり意味のない条件だ。
妹は珍しそうに、やはりキョロキョロしていた。
妹の服は、自動で魔物の攻撃を反射して10倍返しの結界が付与してあるので、妹に攻撃したら魔物が消滅するので安心だ。
俺も探知魔法を使いつつ、サーチ&デス。
敵の姿を確認する前に光魔法、雷魔法に追尾魔法を合成して魔物に打ち込んでいる。
落ちて居るのは魔石のみ。ダンジョン内の魔物は、外の魔物と違い、魔石に変化する。
だから肉などの素材は無い。
キャトラは、
「何じゃその凶悪な魔法は」と驚いていた。
サクサク進む事、既に15層、最終階層到達な筈なのだが、探索魔法では下に行く階段があった。
「まあいいか」
多分階層の書き間違いだろうと思ってさらに進むことにした。妹はまだ元気だし、今はマヨネーズを呑んでいた。本当に好きだね、マヨネーズ。
18層に降りた時、探知魔法が人の反応を示した。
探知の結果は、魔物と交戦中みたいだが、どうも人の動きが悪い気がする。
今まで冒険者に会わずに、探知にも反応が無かったので初めての同業者だ。人気が無いとはいえ此処まで人が居なかったので、一瞬どうするか悩んだが、一応様子でも見ておこうと、交戦場所に足を向けた。
冒険者は4人、男女二人ずつだが、配役がおかしい。女性にしたら背の高い剣士、俺よりも背が低い女性の盾士。問題は、男達、ガタイの良いヒーラーに、同じく斧でも振り回しそうな魔術師。
なんか、間違ってる気がする。他のパーティーだしとやかく言うつもりはないが。
そして交戦中の魔物はミノタウルスのようだ。
初級ダンジョンでミノタウルスが出るとは聞いてないし、もしかして、隠れダンジョンに潜り込んじゃったかな?
妹は初めての大型の魔物にはしゃいでいた。
「あの辺がカルビかな、ロースもいいな」
妹よ、あれは食べられません。
戦いをよく観てると、やはり冒険者が押されていた。
盾役の女性が怪我でもしてるようで全く動けていない。
「手助け必要ですか?」
俺は比較的近くに居た魔術師に問いかけた。
この時初めて俺たちが居ることに気づき
「子供?いいから逃げろ、こいつはやばい」
俺たちの事を気にして、逃げろと言ってくれた。
中々良い人達だ。それにあのヒーラーは、ほっとけないな。
報酬貰わなければ、問題ないだろうとミノタウルスの頭に「レールガン」と言いながら、混合魔法をぶち込んだ。
ミノタウルスはゆっくり倒れて魔石に姿を変えた。
ポカーンとする冒険者パーティ、はしゃぐ幼女の妹、頭の上であくびをするキャトラ。
なんかシュールだ。
事態を把握出来たのか、女の剣士、多分リーダーなんだろう。剣を仕舞いつつ俺の元に来て頭を下げた。
「すまない、助かったよ。まさかこんな浅い層でミノタウルスにで食わすとは思わなくてな」
少し口調は男性気味な感じだ。
しかし、見た目ガキに普通に頭を下げてくるとは出来た人だ。まあ、あのヒーラーのパーティだから当たり前か。
「自己紹介をしておこう、私は、リーネームのリーダー クリスだ、あと盾役のドン 魔術師のアリス ヒーラーのマリアだ」
何でそんな呼び名付けるかな?罰ゲームか何か?
「やはり呼び名は気になるだろ。呼び名は実は正式な名前なんだ。名前も職も違うと思うだろう、
色々あったが、大事な名だしな。あまり気にしないでもらいたいな」
俺たちも訳ありだし、お互い様だ。
「そうであれば気にしませんよ こちらも色々ありますからね」
俺は、お返しの紹介をしたが、
「ドワーフじゃないのか?」とびっくりされた。
なぜドワーフかと思った理由が、このダンジョンは最上級ダンジョンであり、子供二人で来れる階層で無く、ましてやミノタウルスを一撃で倒すほどの魔法の使い手が子供の訳ないと思っての事らしい。
また、やっちゃいましたよ。もう嫌だ。
補足です。
今回対戦したミノタウルスですが、実は亜種です。
通常でもランクは上級クラス。
階層も40位過ぎたあたりで出てくる魔物です。
後ドワーフと出ましたが、背が低いのが特徴で、髭面でないといけない訳ではありません。酒は好きですが。
ではまた次回です。
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