2章 第六話 パクリ王
後一話ストック投稿予定です。
今度もよろしくお願いします。
家に着くと、すぐリビングに猫スペースを作り、子猫を置いた。妹はすぐさま、猫と遊び始めた。
帰ってくる時、魔法で猫の体を綺麗にしてある。ダニやノミに天使の柔肌を傷つける訳には行かない。
まあ、別空間に入る時に全てシャットアウトするけど、ごそっと落ちたら気持ち悪いしね。
「名前考えてね」と言ってキッチンに向かった。
猫の餌をどうするかだが、牛乳は確かダメだったはずだから、定番の鳥ササミにしよう。レンチンでいいか?
この家には電子レンジもどきがある。マジで作れるとは思わなかったけどね。2分で作れるし、栄養も高い。
子猫だから小さく割いて、冷ましてと。水とササミを持ってリビングに戻ると、妹は猫をジーと見て
「縞々だからシマンチュ?黒猫だから、クロックタワー?白いから、ホワイトベース?」と猫の名前なのか相応しく無い名を付けようとしている。
シマンチュて沖⚪︎人だし、クロックタワーは、長いし夜トイレ行けなくなるよ。
何よりホワイトベースってせめてホワイトで止めようよ、何故ベースまで付ける、帰れる場所になっちゃうよ?その白猫も嫌がってるよ。
俺は、恐る恐る餌と水を猫達の前に出しながら先ほどの名が本当の本気では無いことを祈りながら、名前を聞いた。
妹の名付けセンスは無かった。
つい「もう少し可愛い名が良いじゃないか?」
とあまり遠回しにもなっていないが、遠回し気味に言ってしまった。
妹はプンプンと口に出して頬を膨らませた。可愛い。
つい“そのままの名でいいじゃない”と言いそうになるが、あまりに猫達が不憫すぎる。
そう思うのは俺だけしか居ないけど、宇宙に飛び立って闘う戦艦と呼ばれる猫ってね。
「お兄様は何かいい名前ありますか?」
ご機嫌斜めで聞いてきた。
シマ猫は、やはり、大型猫のドルジ様でしょう。
黒猫は、ノワールでいい気もするが、ドルジ繋がりでキーでいいか。
どこぞの宅急便にも出てくる名に近いしね。
白猫は、スノーは安直だし、捻ってソルトからソール?でもメスみたいだから、カリン様?だめだ。キティー?ええい、キャトラでどうだ。キャットでトラ?どっちも猫科だし。いつかは虎になれるはずだ。または名前の繋がりでレノンかな?
何だか妹が悔しそうでありながら、尊敬してる目をしている。器用だな。
何となく、猫達も満足そうにしているし良いのかな?
妹がそれぞれの猫に名前で呼びながら撫でていたが、こっち(異世界)の猫って喋れるんだ。初めて知ったよ。って喋れないよね。
先まで「ミーミー」って鳴いてるだけだったよね。
「このササミ美味しいの、お代わりくれるかの」
この白猫のキャトラは何者だよ。
補足です。
勿論の事、この世界でも猫は喋れません。
特殊な猫?です。詳しくは次回です。
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