2章 第五話 猫発見でも、引き回しの刑
まだ投稿していきます。あと二話行けるかな。
お付き合いの程宜しくお願いします。
俺たちはすぐにギルドの外に出た。不幸中の幸いはギルド内に他の冒険者がいなかった事だ。
まだ、まともにここの冒険者達と会っていないから、あの納品を見たら、よく有るパターンになる所だった。
今は買い物と情報収集あと白猫だ。
出来れば子猫がいいな。可愛い妹×可愛い猫。
絶対にメモリーに残したいシーンだ。飼い猫でない事に注意して探そう。
買い物は12000ピルしかないので、無駄遣いはしない。妹の物は無駄ではない。俺の物はほぼ無駄だ。服さえあればいい。
でも少し常識を入れるのに本でも探そうかな、女将さんから貰った本も妹が持ってるが、前に女将さんにどんな本か尋ねたら、すごく意味深な顔をして
「聞きたい」って言われてそれ以降、本のことは頭から捨て置いた。
今度図書館でも妹と一緒に行ってみるか。他の国に来て何だか、人間らしくなってきたなとふと思った。
食材と調味料の材料を買って、しばし、街中を歩く。あいかわず妹はキョロキョロして、物珍しい物に目を向けていた。左手に感触があるうちは大丈夫だ。
薬局を見かけたので、採取した草を見せたが、
「雑草か?」と言われたのでそれ以上は聞かなかった。猫も見かけず、だらだらと散歩状態。
そろそろ帰るかと思ったら、急に妹が走り出した。手を握ったまま。咄嗟だったから反応できず俺はそのまま、地面に倒れ、五歳児に引き回しの刑を受けた。
周りの人もビックリするよね。痛くは無いけど視線は痛い。裏路地に入って止まってくれた。良かったよ、裏路地は流石に汚いから、大通りも決して綺麗ではなけどさ、馬のフンとかあるし。
なんとか立ち上がって妹を見ると、子猫が3匹箱に入って捨てられていたのを見ていた。妹よ。どうして聞こえた?天使の能力か?クイクイと手を引っ張る。わかってるよ。3匹とも飼いたいんだよね。
「いいよ、3匹とも飼おう」と言うとすごい笑顔をして、猫に駆け寄った。あれだけ俺を引き回しの刑にしても離さなかった手を離して。にいちゃんちょっと寂しい。と、奥から人の気配を感じた。
俺はすぐに妹のそばに駆け寄り、防御結界魔法を掛けた。取り敢えず相手の出方次第でチリにする。
「もしかして、そいつら拾ってくれるのか?」
と奥から来た人物は言った。
姿が見えるとどうも冒険者のようだが、手にはなんかの肉に見えた物を持っていた。
「良かったよ、毎日なんとか餌を持ってきてやっていたけど、明日からダンジョンに行くからな」
と言って、持っていた猫の餌だと思われる肉を足元に置いた。
「あんたが、面倒見てたのか?」
と問いかけるが首を横に振り、「気まぐれさ」と言ってきた道を戻っていった。
猫の餌をわざわざ用意するようなお人好しだ。
ここの冒険者なら、案外いい奴が多いかも。
妹はさっきの冒険者に気づいて無いのか、終始猫と戯れていた。可愛い。俺は箱を持ち上げて、「帰ろう」と妹に声をかけ、ゆっくりときた道に戻る。
妹は必死に箱の中を覗き込んでいるが、上手く見れないのか、だんだん機嫌が悪くなっていく。
ちょっと待ってね。すぐに家のドア開けるから。猫の名前考えておいてね。
補足です。
薬局では色々薬は置いて有りましたが、元になる薬草は店頭に並んでませんでした。
また、薬剤師に聞けば良いのに、店員に聞いてしまったので分からず仕舞いでした。
ではまた次回です。
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