1章間話 ギルドのその後 (首謀者) 前編
今回は、ギルドの首謀者視線です。
今回もストーリーに影響無いようにするつもりですが、前回の話ではおもっきり今後の展開に影響するかもしれない内容を書いてしまいました。反省してます。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
ちなみに今回は、ヘイト回な感じです。
冒険者の国 国境の街、副ギルマス事、私は今日も、新人カス無能者達の確認と排除計画を考えながら、ギルドを見回す。
ふと入り口に見えた2人のクソガキ。明らかに未成年で片方はメスガキだ。
中々の顔立ちに見えるがどうも違和感を感じた。
だが、最近にしては上物、高値で取り引き出来る。
しかも、奴隷商人から5、6歳のメスガキの優先注文があったことを思い出し、少し顔に出してしまった。
直ぐに自分の子飼いのギルド員を登録窓口に配置して、ギルド内に居る、柄の悪いだけの冒険者にサインを送る。メスガキは生意気にも鼻摘みやがった。ギルドが臭いのは当たり前だろ。ふざけてガキだ。
冒険者達は、各々脅しをかけ始めるが、1人息の荒い奴が居たがあれも演技なのか?
まあメスガキはビビってる様だし良いだろう。
それにこの後の計画では使える。
ガキどもは案の定、登録窓口に来たので、奴隷落としの指示を出す。月に5回くらいしか行わない奴隷落とし。
クソな無能新人支援なんて言うふざけた保険であるが、これを逆に利用して無能な冒険者もどきを、奴隷という社会奉仕に出す。
冒険者になるよりいい人生で、世間のためになる。
良いことをしていると自画自賛だ。
あんなガキが冒険者になったところで魔物の餌だが、奴隷になれば人間様の玩具だ。死ぬより何倍も良い。
そして私たちにもお金が入る。人生の斡旋しているのだから良いのだ。
考えている内に、ガキは偽装された保険内容を見て驚いていた。
計画通り、多額の保険には入れる様には見れないし、1000ピルの金すら持ってないだろう。
後払いで加入したとしても、冒険者カードに保険加入の登録を行わなければ問題無い。
加入者がギルドに来る事がなければ、分からないのだから。
その冒険者は、奴隷になり冒険者カードは、秘密裏に抹消される。
副ギルマスになってから、バレた事もなければこれからもないだろう。
クソガキ共は、冒険者登録も保険にも入らず出て行った。面倒が無くていい。これでただの誘拐だ。
ギルド内の処理は全く無い。後は先程息の荒かった奴でも付けさせて捕まえて来ればいい。
少しぐらい楽しんでもいいとでも言えば、意地になって攫ってくるだろう。あのガキが喜ぶ顔を想像して楽しくなる。
男もまあまあの顔だし、男娼にでもすれば幾らか金になる。
暫く行っていなかった、あの店で祝杯でも上げよう。
さっさと仕事を片付けなければ。
暫く待ったが、連絡が来ない。あの馬鹿共は連絡しないで楽しんでいるかと思い、苛立ちを見せていたが、ギルドの外に見覚えのあるガキが通り過ぎた。
まさかメスガキだけ捕まえて、男は放置かと考えたが、あのガキは探していると言うより逃げている?いや遊んでいる様に見えた。
直ぐに他の子飼いの冒険者にサインを送った。直ぐに冒険者達は外へ出て行く。何で1人なのか、メスガキは何処か、情報が足りない。
ガキの後に尾行していた冒険者に聞くと、どう言う訳かガキ共を一瞬見失うと、次に見かけた時はすでに1人だったらしい。
メスガキの行方も同時には探しているが、消えた付近でも全く手掛かりすら見つける事が出来ず、行方を知っている男を必死に追っている事だった。
消えた?あり得ない、たかが12歳程度のガキを見失うことが。勿論、可能性はあるが、ここの街で見た事はないし、格好は明らかに冒険者より旅人だ。
この街に精通してるとは思えない。なら事前に偶然にもそんな場所を見つていた可能性すら出てくるが、それでもガキを捕まえて仕舞えば終わりだ。
今は20人近くの低レベルとは言え大の大人達が、捕獲向かっている。時間の問題だ。衛生兵に聞かれても盗みだのスリだの言えば良い。
その後を聞かれても、捕まえたが、子供だから解放したと言えばいい。その時はすでに奴隷で一生日が当たる場所に出ることも無く、幸せな生活の中で、訴えるなんて必要無いし、出来ない。
あたりが暗くなり始めて流石に焦りが出る。
奴隷商人にはガキ2人の連絡は行っており、何度か、まだか、まだかと催促が来ていた。
そんな焦りを笑うかの様に、何度もギルドの前を通るガキ。許せない。
私を笑うなんて、絶対に捕まえて、奴隷落ちする前にキチンと教育してやる。
前にもらった薬を使うのもいい、それとも、特殊ゴブリンと遊ばせてもいい。今度は子飼いギルド員にサインを送る。捕獲作業に参加しろと。
何人かは、仕事上がりな筈だから家に帰らず探しに行くだろう。
全く使えない冒険者達だ。今回の件が終わったら全員奴隷に落とそう。何かの社会奉仕にはなる筈だ。薬の被験者でも、違法魔物の餌でも役にはたつ。あんな生きているだけで害になりうる存在だ。
少しでもいい事になれば本人も満足だろう。むしろ泣いて喜び感謝するべきだ。
その後、私の子飼い全員が捕獲に出て直ぐに、ガキの姿が消えた。何処をどう探しても、姿を見たものすら見当たらない。
誰かが秘密裏に捕まえて、奴隷商人に持ち込んだか思ったが奴隷商人の元に届いていない。奴隷商人からも再度催促が来たが、裏切り者がいたことにして時間を稼いだ。
奴隷商人からはメスガキを所望したのは、どうも高貴な方で、約束を破れば命に関わると聞いて、絶対に探して捕獲する様、厳命を出した。
私達は日が変わり、新たな日が昇っても探し続けた。
ここでやっと気がついた。ガキ共の裏に誰かがいる事に。
良く考えればあんなメスガキが冒険者ギルドにくる訳が無い。いくら付き添いでも、鼻を摘むくらい嫌なら直ぐ出ていけばいいし、ガラの悪い連中が見えた時点で恐怖で外で待っている筈だ。
メスガキがいくら付き添い人から離れたく無いと思っていても5、6歳児が耐えれるものでは無いであろう。
逆にそれほど耐えれた事は、事情があるはず。
罠だ。では誰が、奴隷商人だ。この私を嵌める為に。以前から奴隷商人には変な目で見られていた。
既に奴隷商人とは一蓮托生だが、私を手に入れて、一方的な関係にする。奴隷商人の奴隷。
首輪をつけられ、舐めろと言われれば喜んで舐める奴隷に落とす。いざとなったら首も落とす。ふざけるな。私がお前を奴隷にしてやる。そう思い一気に相手の作戦、また今度の展開、対策を予想する。
補足ですが、副ギルマスは過去に新人冒険者に酷い目にあってます。それで新人冒険者を毛嫌いしてます。
ちなみに上級冒険者でかなり活躍してました。特に戦術などの頭脳面です。
気が向いたら詳しく書く事もあるかも知れません。
ではまた次回です。
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