1章間話 王家のその後 後編
今日も、読んでも頂きありがとうございます。
王家編はこれで一度終了です。
次回は、ギルド編を投稿します。
今後とも宜しくお願いします。
第一王女も母の実家の屋敷で目を覚ますと癇癪を起こし、「城を壊しなさい」と騒ぎ始めた。
第三王子に負けるとも、勝つとも、言われる我儘王女になっていた。
五年前迄はお淑やかな可憐な王女であったが、王位継承上位二人が脱落状態になり、王家初の女王になれる可能性が出ると一転して、性格が変わってしまった。
勿論、本人だけの意思ではなく、母親や取り巻きのせいでもあった。
そしてここの屋敷でも、祖父や叔父相手に“城を作れ”だの、“部屋が狭い“だの当たり散らしていた。
正直祖父は孫の相手をしてる暇は無かったが、王女の立場もあり、今は何とか宥めようと努力していた。
その後に話すこの子の母、自分の娘次第では無駄な事になると分かっていても。
第一側妃は、魔法を駆使し、自らの側近と共にGを煙すら燃える高熱で焼き払い、道を開き王城の外へ出た。
息を荒げ、地獄から帰ってきた兵やメイド達とはあまりにも違う態度だった。
第一側妃は、城門にいた馬車に気付くと、そのまま、側近共に乗り込み城下へと出て行った。
そんな行動に周りは不審な目を向けていたが、それどころではないと各々が動き始めた。
この後第一側妃の消息は掴めなくなり、第二側妃の噂の裏では、この災厄は第一側妃の仕業ではないかと出回る事になる。
王は上がってくる家族達の話聞き、「わしでこの国も最後か」と漏らした。
側近は「弱気にならないでください」と檄を飛ばすが、覇気は感じられなかった。
そして、情報に上がらない第二王子、死産したと言われていた第二王女の生存かつ称号保持者。
死んでいると思ったら生きていて、生きていると思っているものの生存確認は出来ていない。
噂はただの噂だが、第二王女の称号の力次第ではこの災厄は納得できるもので有り、この仕打ちも納得できる事であった。
全く愚かな事をしてくれたものだ。
ベットの脇から書類を出し、さっとサインをし王印を押す。
第二側妃を始めとした、子第一王女、第二王女を除く三親等までの死罪とすると書かれた書類を側近に渡すのであった。
後日、第二側妃は、実の父からの告発により、実の子の代わりに妊婦ごと殺害した罪、メイド達の暗殺した罪、実の子、称号保持者を殺害命令など明らかになり、最も重い死刑となった。
「私はやっていない」、「あの子は攫われた」などと、わめき散らす元第二側妃は、民衆の前で業火に焼かれて消えていった。
補足です。
第二側妃は、妹ちゃんが居なくなっていたので、影に命令して妊婦を攫ってきてます。そして胎児ごと・・
人間の行える物では無いです。
第二側妃は、自分の子を王に付けて実権を握りたかった、ただそれだけの事です。
ではまた次回です。
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