1章 第三十九話 やっと冒険者になれました
本日二話目です。
今回は久々に兄サイドですが、次回は妹ちゃんサイドです。次回で、1章を完結となります。
1章と言うより長い序章みたいな感じです。
次章は、もう少し探訪させてあげたいです。
では、今後もよろしくお願いします。
兄サイド
流石にここの街で冒険者登録はしたくない。と言うより、直ぐにでも出ていきたい。
しかし、トイレから出て、妹の「ご飯にする、お風呂にする、それともわ・た・し」のセリフには、世界全体を凍れる時間の秘法で覆いそうになってしまった。
女将さん、いい仕事します。
妹は多分何も意味は知らないだろうが、セリフだけで十分満足です。
まだ昼前だし、風呂もご飯も早かった。なら妹?まあ、昨日も今日もお留守番してもらったから遊んであげると言う意味では、妹だろうが、お兄様はここの街から一刻も早く出たいです。
近くの街まで馬車で一日中、早馬なら5時間だ。
今からでも十分に着く距離。お兄ちゃんの我儘だけどいいなか?夜は遊んであげるから一刻も早く出よう。
俺は、エプロン姿の妹に提案すると、喜んで許すしてくれた。
本当に出来た妹だ。支度と言う支度は無いので、妹のエプロンだけ外して、外に出た。
入り口はギルドから離れているので、振り向かない、躊躇わない。縁外に出るとすぐさま馬ゴを出し、次の街に悪夢から逃げるように走り出した。
妹はいつものコアラからのクンカクンカタイム中だ。
これで、穴は6になる。なんで北斗七星描くかな?このままだと死兆星まで描くかもしれない。
明日には新しい服買えるといいな。死にたく無いもん。
その為には明日、出来れば今日中に冒険者登録をしたい。冷蔵庫の中身も寂しくなったし卵を買わないとマヨネーズが作れない。
一度魔法で作ったマヨネーズを出したら、妹の目からハイライトが消えてしまった。
慌てて、残り少ない卵で作って事なきを得たが、そんなに違うかな?俺は、違いが分からなかったけど、妹は違いがわかる天使という事だ。まあ天使だし。
次の街は大きくも小さくも無い程よい大きさの街だった。夕方前に着いたのでギルドに行くのはいい時間だ。妹は「ギルドに行くよ」と言うと、昨日を思い出したのか、目からハイライトが消えていく。
俺だけ冒険者登録しても良いのだが、妹が天使ではなく、浮浪者と変わらなくなってしまう。
逆に今のままなら、目線も匂いも感じないかも知れない。取り敢えずギルド入って雰囲気がダメなら諦めよう。
人形化とした妹の手を引き、ギルドに向かった。
結果、簡単に登録が出来た。まず、他の冒険者は居ない、受付は暇そう。母国の国境近くのギルドと同じ状況。つまり、護衛任務で遠征中。低ランクは、高ランクが居ないので良い依頼取り放題。
ギルドもこの後は忙しくなるが今時間は暇だった。
妹も暫くすると目に光が戻り、無事登録。ついでに、今まで採取した薬草やら果物、魔物死骸を換金してもらう。
魔物死骸はびっくりさせたが、拾ったと事で納得してもらった。
金額はなんと16万ピル。少しおまけしてくれたが、大きく予想外の収入になった。高かったのはバナナ?(こちらではキャベン)だった。
腐り易いので、中々手に入らないらしい。しかも、偶々塩漬けになってた採取依頼でもあったので、依頼達成のお金までもらえた。
時間経過無しのアイテムボックス様様で有る。
その後、常備依頼と制限依頼を確認してギルドを後にした。俺も妹も根源魔法で本来の魔力を変化させて登録した。これで母国のギルドから、国に魔力情報が入っても俺とは思わないだろうし、妹も王族の血が混ざっているので変な勘違いをされて、問い合わせが来ても困る。
ギルドの登録も弾かれなかったので、根源魔法は、本当に認識されていない魔法のようだ。
今度も大いに役に立ちそう。
今日はこれで買い物して家に帰りますか。
妹は嬉しそうに冒険者カードを眺めていたが、「買い物行くよ」と声に、急いでカードを仕舞い、卵屋目指して手を引っ張る。
妹よ。買うのは卵だけでは無いよ。他にもあるからね。出来れば、安くて良いから、お兄ちゃんの服も買うお金残すぐらいで卵は勘弁してね。
補足です。
冒険者カードには色々な情報が記録されてます。
また、討伐成功数や採取数などの依頼達成の内容まで登録してくれます。
自動ではなく、ギルド内で記録します。
魔力は、1人1人違うとされており、ごく稀に同一魔力の人もいますが、10億分の1くらい確率です。双子でも違いますので。
ではまた次回です。
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