1章 第十七話 どうしてこうなった?
本日も投稿出来ました。皆様のPVが励みになります。いつもありがとう御座います。少しシリアスな感じになる今話。次回のも引っ張ってしまいそうですが、たまにはかっこいいお兄様を書きたいと思う日々です。
今後もよろしくお願いします。
魔法改良が終わって暫くすると、お寝坊な天使が起きてきた。
作戦通り旅服に着替えているし、香りも朝食の匂いで相殺だ。いつものようにトコトコと歩いてきて、足をロック。
妹よ抱きつくのはいいが、折らないで。そんな妹の「おはよう御座いますお兄様 (眩しい笑顔付き)」で始まるいつもの朝。やはり最高だ。この天使は。
夕飯と同じで妹を抱っこして座らせて(朝はグリグリが来た)同じように対面に座る。
流石に夕飯ほど勢いはなかったが「美味しい、美味しい」と食べてくれる姿は癒される。
しかし、今は普通だ、昨日までの朝と変わらず。普通に妹は天使で、天使だ。
しかし、朝のあの強烈な感覚はわからない。納得も出来るし、理由も分かるが、あくまで妹だ。
妹神様に体を乗っ取られて居たかとも思ったが、撤退したのは自分の意思だ。
もしかすると、一つの可能性があった。
妹神様の頻繁な出現、環境の変化、そして出発時の妹の感情の爆発。嫌な予感がした。あの妹神様が付けようとした変な称号。あれは提案の様な、候補?であって正式に付けて無い筈、そして不意に俺が口にした称号の変更の決意、まさかと思いつつ、妹に鑑定魔法をかける。
最悪だ。
“傾国の美女”“色香の魔女”“お兄様大好き”
城を出るまでは“薄幸の天使”一つだった。
それが今は、妹の称号は3つに増えて、一つは変更が行われていた。
最後のはいいとしても、前の2つは最低だ。傾国の美女は言わずと知れた物。
色香の魔女は制御出来なければ、それこそ年寄りから魔物まで引き寄せる。縁外に出れば魔物を引き寄せ、街に入れば、暗殺者まで引き寄せ、色香に惑わされ、殺し合いまで発展する。
そこに傾国の美女が加わる。
正直、称号の変化が起きるなら城の中にいた方が良かった。
それに加えて、この称号は俺にも作用するのだが、唯一の救いがあった。
最後の称号“お兄様大好き”の効果だ。
俺には強制的な欲望の増加が薄くなると言う効果が有り、何とか気を持たせる事が可能だ。油断は出来ないが。
気持ちを強くしているうちは色香や傾国に引き寄せられないが、今後は、なんとか妹に制御させ続けるしか無い。
称号がまた変わるか、死ぬまで。そうで無ければ、俺は俺で無く、それこそ変態妹神様に堕ちてしまう。
称号について補足です。
この世界の常識では、称号は「神様の気まぐれ」と、言われる強力なスキルみたいな物と認識されていて、生まれながら持つ事も、突然持つ事も有り、正に気まぐれな力です。
強力な力ゆえ国を変えるとも言われています。
妹ちゃんの元称号は、実はそんなに強く無いです。薄幸となっているくらいですから。むしろ弱くなってる。珍しい称号です。
後に少しづつ明らかにしていきますが、お兄様はチートですので、現時点でも称号について深く知っていますし、称号の謎を解明出来る力を持ってます。
妹ちゃんの為なら不可能を可能にするチートお兄様です。
ではまた次作で。
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