2章 九十四話 恐怖 困惑 別れ
追いつきそうで、追いつかないです。
妹ちゃんの心情書き始めたら、無理でした。
あと一話頑張りたいです。
今後もよろしくお願いします。
妹サイド
お兄様が、採取の前に冒険者ギルドに寄って、
採取の予定のうさぎさんの情報と、宿でクラウドさん達に採取に行くことの伝言をお願いすると言ってました。
冒険者ギルドでは何故かビックリされ、宿ではまた泥棒猫が、一緒に行くとお兄様の頭の上に登ります。
いつもいい時に付いてきます。
でもお兄様は私の旦那様です。負けません。
タマゴちゃんに乗って、お兄様の匂いを堪能しつつ、目的の森に向かいます。
お兄様の匂いに泥棒猫の匂いが混ざって、残念です。
森に着くとお兄様が魔法を使って、うさぎさんの位置を見つけたみたいです。
可愛いうさぎさんだと可哀想ですが、お兄様の為に頑張ります。ご褒美はやっぱりチューです。
魔物探しのついででお兄様は、薬草や木の実を採取しています。
アケビという少し見た目が、気持ち悪い食べ物でした。
でも美味しかったです。お兄様はこんな食べ物をよく知っていると尊敬します。
多分誰も食べないと思いますよ。
お兄様は、採取予定の魔物を倒しますが、
あれはウサギさんではありません、気持ち悪いです。
耳は短いですし、ぴょんぴょん跳ねずに、2本の足で走ってきます。
お兄様、これのどこがウサギさんなんですか?
名を付けた人に聞きたいです。
沢山倒しました。お兄様が。
結局私は何もしてません。泥棒猫もですが。
お兄様が少し休んでいこうと、この先有る川まで行く事になりました。
川と言っても、小さな川です。私が入っても、膝くらいしか深さはなさそうです。
お魚さんが沢山泳いでます。それに小さなカニさんもいます。何だか可愛いです。
でもここは採取です。今日の夕ご飯です。
塩焼きも美味しそうです。
私は頑張ってお魚さんを取ろうとしましたが、なかなか取れません。
一層のこと川に入ります。
靴を脱ごうと座ろとしましたが、何故か体が動きません。声も出ません。
なんとか前を見ると、黒い何かがありました。
それが私に近づいてきます。
怖い、怖いです。助けてください。お兄様。
目の前に魔法で壁が出来たのがわかりましたが、
壁を壊しながら、いいえ関係無く、進んできます。ダメです。なんと無くわかります。黒い何かは、私を殺します。
お兄様の声が聞こえます。でも体は動きません。
せっかくお兄様のお嫁さんになれたのに、せっかくお友達が出来たのに。
私は目を瞑ります。どうか痛くしないでください。
「ギャにゃーーー!」
突然、私の前で悲鳴が聞こえました。
キャトラ?
私が目を開けると、大きな白い猫さんが、黒い何かを私の代わりに受け止めています。
「キャトラ!!すまん」
お兄様の声が聞こえると同時に私の体は、大きな猫さんから離れていきます。
この感じはお兄様です。お兄様が私を抱えて、あの場から離してくれました。
あの大きな白い猫さんは、キャトラなんですか?分かりません、何も分かりません。体はまだ動きません、頭の中も考えることをやめています。
ただわかるのは、今お兄様が抱きしめていてくれている事だけ。
微かに会話が聞こえます。魂を食べる?死ぬ?なんで?
そして体にも伝わるお兄様の声。
「キャトラ!!」
と叫ぶお兄様の声。
急に体が動ける気配がしますが、動けません。
湧き上がる恐怖が私の体を動けなくします。
お兄様の体が少し動き、お兄様の体が傾き、私に少し寄りかかります。
私の顔はお兄様のお胸にあたります。
安心と恐怖。死を実感した体は震え出します。
あの大きな白い猫さん、キャトラが居なかったら、庇ってくれなかったら、間に合わなかったら、考えれば考えるだけ震えてきます。
“ドサ”
「キャトラ!」
何かが倒れるような音、お兄様の声、恐怖に震える体を無理に動かして、顔を上げます。
白かった体は黒く染まり、体の一部が有りません。
何が何だかもうわかりません。
でも、今倒れているのはキャトラで、私を助けてくれたキャトラです。
お兄様が必死に魔法で回復させようとしてますが、効果がありません。
なんで私を助けてくれたの?私キャトラの事嫌いだったんだよ、泥棒猫とか思ってたんだよ。仲間はずれにもしてたよ。
「なーに、ラファ、がワシの事、みつ、けてくれ、た。あの裏、路地で、嬉しかった。ワシが、人語をしゃ、べても、普通、に。いや、それ、いじょうに、たいとうにみて、くれた。嬉しかった」
「ダメ!死んじゃダメ!ごめん、ごめんなさい。いっぱい謝るから、これからはもっと一緒に遊びたいから、死んじゃダメ!!」
私は今までの事、庇ってくれた事、これからの事沢山の気持ちを込めて言葉をかけますが、弱々しいなって今にも消えそうです。
お兄様!どうかどうか助けてあげて下さい。
もう泥棒猫なんて思いません、仲間はずれにもしません、尻尾も結びません、優しくなでなでします。
だから助けてください。
「ラファ、あり、がとう。また、会おう、なの」
どうして私なの?どうして私にありがとうなんて言うの?
そんな疑問に答えてくれません。
「ごめんなさい。ごめんね」
お兄様が抱きしめてくれましたが、謝罪の言葉と涙は止まりません。
お兄様どうしたらいいですか?どうしたらまた会えますか?どうしたら…。
私は泣きながらお兄様にお願いします。
「お兄様、キャトラに会いたい。逢って謝りたい、お礼も言ってない、もっと遊びたい。お兄様ぁ」
お兄様なら、お兄様だから、きっとキャトラに会わせてくれます。
私はお兄様に抱きしめられながら、涙を流しながら、眠りに落ちました。
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