2章 第八十二話 ディーの闇
本日もよろしくお願いします。
そろそろ妹ちゃんサイドを始める予定です。
そちらも楽しんで頂けたら幸いです。
妹と夕飯を終え、いつも通りに風呂に入れた。
昨日も入ってないし、気分展開にもいいだろう。
「今日もお兄様のベットで寝ていいですか?」
風呂上がりの妹は、少し遠慮気味におねだりしてきた。
「良いよ、ベットでキャトラが帰ってくるのを待ってね」
「お兄様、お願いします」
妹はぺこりと頭を下げた。
「任せておきな」
そんな妹の頭を撫でてあげながら、答えてあげる
待ってろよ、キャトラ。
宿に戻ったが、クラウドさん達は今日も帰ってこないみたいだ、どこで何をやってるのか?
変な貴族は軒並み捕まってるし大丈夫だろう。
俺は、服屋で聞いた組織を探しながら街中を歩く、大概スラムに居を構えるのが定番だが、おまけ程度でも良いから、どこぞのチンピラでも狩って行こうと思う。
今日街で悪さをしてる奴は運がないな。
二人、三人と見つけ次第葬っていく。
絡まれていた市井の人は急に相手が居なくなり、首を傾げているが、自分が無事であったので直ぐにその場を去っていく。
スラムに着くと、やはり良い雰囲気ではない。
柄の悪い連中しか居ない。俺にとっては好都合だ。
「ガキ、なんのお使いだ。俺が案内してやるよ、とりあえずポッケに入ってる金だしな」
「冒険者か?一丁前なカッコしやがって」
「おいおい、それともこっち来たのか?」
次々勝手な事を言うチンピラもどき。
下品なハンドサインするな。
俺は、とりあえず絡んできたバカどもを、蹴り飛ばした。
「てめー何しやがる、俺様がスグキエールの者だと知ってるのか!ガキだからって手加減しねぞ!」
ちょうど良いな、アジトに案内してもらおう。
「そうですか。ガキの蹴飛ばされて這いつくばってるのが、スグキエールさんですか、たいした事ないですね」
「クソガキが!」
立ち上がって殴りかかってくるが、遅い。遅すぎる。仕方ないからこちらから向かっていってあげよう。
振り上げた拳が下される前の顔面に俺はストレートをぶち込んだ。
「ぶぎゃ」
変な声あげてワンパンノックアウト。
他の奴も、最初の蹴りで気を失ってる。
「仕方ない、あまり魔力使いたくないが」
「ウオーター」
水魔法で目を覚まさせる。
三人とも気がついたが、俺を見る目が変わった。
「お前魔術師か、許してくれ。頼む」
三人とも頭を地につけて謝罪する。
「なあ、お前らのアジトはどこだ」
「アジトですか、それならこの先にある3階建ての屋敷です」
「そうか、ちなみの言っておくが、お前らがしてるその格好の本当の意味知ってるのか?」
元来土下座は謝罪ではない。敬意を示す行為だ。何より、武士の時代ではそのまま首を刎ねてもいいと言う行為だ。
「いいえ、ただ謝罪を」
ならそんな謝罪要らないな。
「意味もない謝罪なんて要らない、ただ後悔して死ね、それだけだ、ウィンドカッター」
俺は脱げられないように足を切り刻む。
ズタボロになった足の痛みに悲鳴をあげ、転げ回る。今まで散々やってきたんだろ。弱い者いじめ。ならいいよな。強者の俺がお前ら弱いものをいじめても。
「すいません、すいません、許してください」
どんなに謝っても、もう遅い。それにお前らが謝ってるのは、俺にではない、ただ命が惜しいから謝ってるだけだ。熱した鉄板の上で土下座でもやってみるか?
「さて行くか」
俺は足がボロボロの三人を引きづりながら、アジトを目指す。三十人は居てくれよ。
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