2章 第五十四話 食べたら運動しましょう
本日二話目です。
あまり内容がない話になってしまいました。
次回少し話が動き始める?予定です。
宜しくお願いします。
エアリスさんを先頭に、スイーツの店に向かう。エアリスさんの後ろは、妹ズが仲良く手を繋いで歩いている。俺とクラウドさんは、妹ズを見守るように後ろを歩く。
「ディー君」
クラウドさんが小声で声をかけて来た。
「さっき騎士に話を聞いたがあまり面白くない話でね、一応教えておこうと思う」
面白くない?面倒ごとかな。
「まずはあの豚どもだが、簡単には死なないらしい。
どんなに拷問をしても、死にそうになるが、生き延びる」
はて意味がわからないぞ。
「死なないって、首切ったら死にますよね」
「首を切ろうとしたらしいが、皮の下が石なのかってくらい硬いらしい、他も同様みたいだ」
「意味がわかりませんね、痛みとかありそうでしたが?」
石なら痛みもないだろう。
「それでその原因が魔道具。あの豚が持っていたやつだ。王都で調べたら、使用保持禁止の魔道具だったらしい」
あれ痛覚麻痺の魔道具ってそんなにやばかったの?
「そんなにやばいものだったんですか?」
一応知らない振りで聞いてみたら、
「俺も噂で聞いたくらいで実物が有るなんて知らなかったよ、魔石化の魔道具なんてな」
あれが魔石化の魔道具?俺の勘違いか?そんなやばいもの勘違いするとは思えないけど。
「その顔はやっぱり知ってるね。どんなものなのか。でも今回、魔道具は誤発動していたみたいなんだよ。正直、聞いた時は背筋が凍ったよ。一つ間違えれば俺も魔石になってたしね」
そうだ。禁呪の一つに数えられている魔石化。
人を魔石に変える非人道的な魔法。
数千年前に、とある国で開発されて、戦争で数万の人間が魔石に変えられ、その魔石は軍備に利用された。
しかし、この魔石の恐ろしさはそれだけでない。
魔物を引き寄せ、さらに扱い次第で、魔石が魔物に変わる。当時それに気づいた時には、すでに遅くその国は一夜持たずに、消滅したとされている。
「国はこの誤った発動が原因では無いかと推測しているようだ。無論魔道具は、破棄されて二度使えないようにしたみたいだよ。
それと入手先も不明でね、露店で買っての、変な商人から買ったので、はっきりしないらしい、しかも豚は痛覚麻痺だなんて言ってたようだ」
多分豚が言ってるの合ってるとは思うけど、何処で変わった?いや元々持っていた?
分からない。
ただ何か裏がありそうだけど、手がかりがないな。
あの豚の脳内を検索すればわかるかもそれないけど、見たく無いした触りたくも無い。だけど、妹に危害があるかも知れないから、我慢するか。
「そんなに悩まない。魔道具も無いし、豚もブーブー言うだけだ。もう危害はないよ、早く行こう、お姫様達が待ってるよ」
ふと前を見るとオシャレな店の前で少し膨れた妹が見えた。
いけない。早く行かないとご立腹で、あとが大変だ。俺とクラウドさんは駆け足でお姫様達の下に向かった。
甘ーい匂いが充満する可愛らしい店内。
うん、場違いだ。クラウドさんは。
俺は辛うじて子供枠で収まる。
女性陣は、メニューを見て、あれこれ何を頼むか悩んでいる。
「すいません、メニューに載ってるの全部ください」
妹よ。無理を言うな。食べきれないよ。にいちゃん甘いものは少しでいいから。
エアリスさん、その“任せて”って顔は、食べる気ですか?そんなにメニュー無さそうだけど、食べ切れるものなの?
クラウドさん、涙目だ。おいくらだろう。俺も出しますよ。保護者責任です。
食べちゃったよ。3人で食べ切ったよ。明日悲鳴上げないでくださいね。
主にエアリスさんのお腹心配です。
少しでも消費しましょう、散策という買い物に行きましょう。
残念、雨が降って来ました。まずいですね。お腹にフュージョンしてしまいますよ。
「雨なら今日はあそこに行くか」とクラウドさんが提案した。何処に行く気だ?
“子供でも安心ダンジョン”
なんだよここ。もっと遊べる施設かと思ったのに、ダンジョンかよ。
「あなたここは私もどうかと思うわ」
エアリスさんも呆れ声だ。
「ダメか。あれだけ食べたからな、少しは運動したほうがいいと思って」
クラウドさん。それ禁句。後でどうなることか。
確かに運動は大事だけど、ここは無いですよ。遠回しに“運動しないと太るぞ”と言われた女性達に目、諦めてください。
ティファちゃんの提案で、室内で遊べるところがあると言うので行ってみることにした。
そこは、前世で言うところの、体育館だ。
広いスペースがあり、走ったりできる。
サッカーぐらい出来そうだ。
ティファちゃんが、何かを持ってきた。
テニスか?いやバトミントンぽいな。ネットなしのバトミントン?でも卓球?
鳥の羽がついた毛糸を丸めたボール状のものを落とさずに打ち合うゲームみたいだ。
相手の円の中の落としたらポイントが付き、5ポイント先取で勝敗を決める。
円の大きさがハンデとなり、円はお互いが手が届かない位離すみたいだ。
円以外に落ちた場合は、円に近い方にペナルティがついて、ペナルティ3でー1ポイントになる。
但し、円から離れすぎるとうったほうがペナルティになる。
俺と妹は最初は見ていたが、球が案外速い。
しかも弾道が低い。
ネットがあれば違うが、膝下くらいで打ち合うのだ。腰にくるぞ。子供有利のゲームだな。
案の定クラウドさんは負けた。
でもティファちゃん、えげつないです。怨みが籠った顔面へのスマッシュ。円に落とす気が無いですよね。
次は妹ズが戦ったが、なんと言うか、凄かった。的確に相手に打ち返してるし、なんか回転も入れて曲げて来てる。
経験のティファちゃんが勝ったが、いい試合だったと思う。
その後ペア戦などもやって汗を流した。
まだお腹にあるはずなのに夕飯を食べ、宿に戻った。
今日も同じ部屋割りで睡眠だ。
「お主よ。頭の上におるのに、終始無視は無いんじゃないか」
あ、キャトラ忘れてた。そういえばいたな。
餌もやってない。まあいいか。とりあえずササミ食っとけ。
補足です。
スイーツにお店での会計は、30万位です。
カットケーキ一つ3000ピロくらいです。高いです。
ちなみにコーヒーは一杯1500ピロです
クラウドさんは会計時泣いてました。
ディーも少し出してます。
ちなみにディー達がやった遊びは現実では無いと思います。多分。
ではまた次回です。
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