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71.Gゴブ助さんに会う

「ほぉほぉ、ギルドから依頼を受けて来られたとそれはありがとうございます。」

ゴブリンが通常より多く見られるようになったといわれる森の近くにある村の村長に挨拶をしていた。

通所なら三日かかるところを眷属の力も借りて空を異動することで半日ほどでやってきた。

「それでいつ頃からゴブリンを森の外で見かけるようになったのですか?」

村長と話をしているのは一応情報収集担当であるフレアだ。

というか我が話をするのは無理じゃしメアはまだ小さいから必然的にフレアが交渉を担当することになっただけじゃがな。

「いや、森の外でゴブリンを見たわけではないんじゃ。」

どういうことじゃ?

村人が森に入っていたのか?

猟師とかなら入ることもあるじゃろが森の中にゴブリンがおること自体はそれほど珍しくないと思うのじゃがそれなのに巣の調査とはいったいなぜじゃ?

「村人が森に入ったのですか?それは危険なのでは?」

フレアも我と同じように思ったのか少し咎めるよな口調で疑問を村長に投げかけた。

「いやいや、さすがにそんなことはしていませんよ。猟師が森の外縁に入るくらいで森の中には入っておりませんよ。ただ最近この村に来るようになった方が森の中でゴブリンの群れを見たとおっしゃっていたので今回依頼を出したのです。」

村人がゴブリンを発見したわけではないのか。

森の中で群れを見たってことはそやつは冒険者なのか?

「そうですか。それではそのゴブリンの群れを見たと言う方を紹介してもらえますか?」

紹介を頼むフレアになぜか村長は渋い表情をした。

「あ~、そうじゃなぁ~。どうしても紹介しないとダメかのぉ。」

はて?

そんなに難しいことなのじゃろうか?

村の人間じゃないからもう村にはいないのか?

それならそういうはずじゃが?

「そうですね。前情報も無しに森を調査するのは手間がかかり過ぎますのでぜひとも紹介してください。」

「そうじゃよのぉ。紹介しても良いのじゃが決して驚かんと約束してくだされ。」

もしかして顔が不細工でコンプレックスの塊とかか?

それとも奇抜な恰好をしておるのかのぉ。

「分かった。」

「よろしく頼みますよ。もうすぐ村に戻ってくると思いますので『村長のじいちゃん戻ったぞ~。』どうやらちょうど戻ってきたようですじゃ。くれぐれも先ほどの件よろしくお願いしますじゃ。」

村長はえらく念を押す。

それと村長のじいちゃんって村長で良いんじゃないのか?

「ゴブ助さん、おかえり~。ちょっと待っとくれ。」

村長が森でゴブリンの群れを見たと言う人物を出迎えるのに我らも後ろから着いて行く。

それにしてもゴブリンの群れを見つけた人がゴブ助ってどうなんだ?

それにゴブ助って名前を何を考えて親は名付けたのだろうか?

元Gであるため偏見はない我でも流石にその名前はどうなのかと思うぞ。

フレアとメアもそう思っておるのは微妙な表情をしておる。

村長が普通に呼んでおるのは慣れかのぉ7.

しかし村長宅の外にいる人物を見て思った。

うん、間違いなくこの人はゴブ助だ。

おそらく天才である我以外の誰が見ても同じ答えに行き着くであろう。

だってそこにいたのはどこからどう見ても麦わら帽子を被ってクワを持ったゴブリン(名:ゴブ助)じゃったからの。

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