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69.G新しい力を試す

「りゅうじんさま!りゅうじんさま」

どうやら我は意識を失っておったようじゃな。

メアが心配そうにしておる。

(む、我は大丈夫じゃ。無事に新しい力を手に入れたぞ。)

我は心配するメアを安心させるためにも力強く声を発した。

「よかった。龍の像をみていたらいきなりりゅうじんさまが反応しなくなって心配してたら今度は龍の像がチリになるし、いったいどうなってるのか心配だったんだよ。」

「メアは心配し過ぎですよ。それで試練を突破して手に入れた力ってどんなものなんですか?」

我も実際に新しいスキルを試したみたかったので早速≪御神体≫を使用してみる。

MPがごっそりもっていかれるのが分かる。

うう、気持ち悪。

≪魔力掌握≫スキルですぐに回復すると思うが≪御神体≫を使う度に気持ち悪くなるのは勘弁願いたいのじゃ。

魔力が集まって光を放った後に御神体が現れた。

本物である我には遠く及ばないまでも中々の面構えであるな。

「わぁ!りゅうじんさまの石像だぁ!ねぇねぇ触っていい?」

「りゅうじんさまの石造ですか。嫌がらせには使えるかもしれませんね。」

さすが我の最初の巫女メアじゃな。

この石造の素晴らしさを良くわかっておるようじゃ。

それに引き換えフレアよ。

嫌がらせには使えるとはどういう意味じゃ。

いや、聞く必要はないな。

ただそんな態度であるからお前は我の信者にカウントされないのじゃ。

(メアよ、触って大丈夫じゃぞ。それからその石造にお祈りしてみなさい。)

「分かった。」

メアは我の言葉に従って目を瞑って祈りを捧げてた。

すると御神体の効果である結界が我らの周りに展開された。

ただやはり巫女一人の祈りでは精々我ら3人がやっとは入れる程度の結界しか展開できないようじゃ。

「へぇ、これは結界ですか。それじゃ私も祈って見ましょうかね。」

フレアもメアを真似て御神体に祈りを奉げた。

まぁ、信者でないフレアが祈りを捧げても意味はないのじゃがな。

「・・・・どういうことですか?私が祈りを捧げても変化がないのですが・・・。やっぱりあまり使えない力でしたか。」

(なにを馬鹿なことを言っておるのじゃ。変化がないのはフレアが我の信者ではないからじゃ。」

全くフレアはこの御神体の凄さがちっとも分かっておらんな。

「やっぱり使えないじゃないですか。りゅうじんさまの信者になるような奇特な人はそうそういませんよ。」

その言葉を聞いたメアが悲しそうな顔をフレアに向けた。

「ちょっと抜けているところはあるけどりゅうじんさまは凄いんだよ。だらか私以外にも信者さんはできるよ。」

フレアも自分の言葉が我ではなくメアを傷つけたことに気が付いてバツの悪い顔になった。

「そうね。メアちゃんが巫女になったんだもんね。きっと他にも信者さんは見つかるわ。」

フレアよ。

つまりそれは我のお蔭ではなくメアのお蔭で信者ができると言うことか。

確かにメアはフレアと違って素直で可愛らしいから人気はでるじゃろうがさすがに神そのものである我にはおよばんじゃろ。

・・・・・およばんよな?

「まぁ、御神体の効果や信者についてはともかくとして竜の顎での目的は果たしたので帰りましょうか。」

(そうじゃな、いつまでもここにおっても得るものはないしのぉ。)

目的も果たしレベル上げも終わったので帰りは下級眷属も召喚して空から最速で竜の顎を後にした。

余談ではあるが帰りがけにメアの笑い声とフレアの悲鳴が響き渡っておったのが何人もの冒険者が聞いておってしばらくは新種の魔物が現れたとギルドで噂になっておった。

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