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65.Gフレアに驚かされる

一方フレアとハンターマンティスの戦いはと言うと・・・。

戦いになっていなかった。

ハンターマンティスの戦い方は≪気配遮断≫と持ち前のすばやさを活かして相手が自分を見失った瞬間に鎌の一撃を放つのだ。

それゆえにハンターマンティスの≪鎌術≫と≪二鎌流≫のレベルが低く同格の相手を正面切って倒すことはできない。

つまり≪気配察知≫のレベルが高く不意打ちできないフレア相手では持ち味が全く活かせずまともな戦いにならないのだ。

現に≪気配遮断≫とスピードを活かした両手の鎌による縦横無尽の刃の嵐をフレアは高い≪格闘術≫と≪気配察知≫の力を十全に発揮して余裕の表情で躱していく。

普段自分のことを軽く見ているりゅうじんさまが自分の雄姿を見ているかと少し気配察知の意識を向ける余裕があるほどだ。

ただりゅううじんさまはこれっぽちもフレアを見ていなかったが・・・。

分かっていたことだが全く関心を向けられてないのはイラっと来たようだ。

互いに思うところがあるフレアとりゅうじんさまであるが二人は似ているところがいくつかある。

他人への興味が薄いのに寂しがりやなところが特にそうである。

そしてメアに対して甘々なところもそっくりである。

そして互いに相手に不満がある。

だがそれはおそらく同族嫌悪に起因するものだろう。

ちょっとおバカなりゅうじんさまは気づいていないがフレアは分かっている。

分かっているが認めたくないがために分かってない振りをしている。

そうしてどんどんイライラが増していく。

フレアはハンターマンティスの懐に軽々と潜り込んでイライラをすべて込めた蹴りを腕の上から叩き込む。

腕の上からでも身体の芯に響くほどの強烈な蹴りを受けたハンターマンティスは堪えきれずにたたらを踏む。

「フレアお姉ちゃんすご~い!そこだやっちゃえ!」

メアはフレアの動きを真似しようと両手両足をいろんな方向へ振り回しながら応援している。

そんな姿をフレアは微笑ましく感じる。

余裕シャクシャクの態度が気に入らないのかハンターマンティスは金切り声を上げながら鎌を振り下ろした。

ただそんな攻撃は無意味とばかりにフレアは見上げもせず半身になるだけで身を躱す。

そしてお返しとばかりに固く握った拳を風切り音を響かせながらカウンターで叩き込む。

低く鈍い大きな音が辺りに響くと同時にハンターマンティスが苦し気な鳴き声を上げてフレアからゆっくりと距離をとる。

気持ちで負けたらハンターマンティスはただのサウンドバックと同じだ。

それを証明するかのようにフレアが繰り出す拳や蹴りに対して大した反応もできずに倒された。

「やった!やった!フレアお姉ちゃんもりゅううじんさまもすごい!私にもできるようになるかな?」

キラーマンティスを倒したりゅうじんさまとハンターマンティスを倒したフレアを見てメアは大興奮である。

フレアはハンターマンティスの亡骸に背を向けてメアの傍に戻るとりゅうじんさまのほうへ意識を向ける。

すでにキラーマンティスとの戦闘も終わりメアの隣に戻ってきていた。

「りゅうじんさまもフレアお姉ちゃんもスッ、パ、シュタ、ドカーンってすごかったよ!」

(我は神であるから当然であるな。今回はフレアに助けられたのじゃ。)

いつも自分を見下しているりゅうじんさまの言葉とは思えずフレアは驚いた。

「りゅうじんさまもキラーマンティスを単独で倒すとはやりますね。」

いつも自分をバカにするフレアの言葉とは思えずりゅうじんさまも驚愕した。

やはり二人は良く似ているのにどうして仲良くできないのかメアは首を傾げるのだった。

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