63.G不意打ちを喰らう
ポッカリと巨人の足跡のような縦長に木々が生えていない空間に出た。
広場の奥に祭壇のような物が見える。
そのまえには巨大なカマキリのような虫型の魔物が立ち塞がっている。
「あれが竜の顎のボス、キラーマンティスです。」
それでは鑑定っと。
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種族 キラーマンティス LV21/30
HP 150/150 MP 40/40
ちから 86
たいりょく 74
すばやさ 100
まりょく 48
スキル
鎌術 LV5
二鎌流 LV5
武器保全 LV3
身体強化 LV4
斬撃強化 LV2
出血増加 LV4
称号
迷宮のボス
・武器保全
武器の状態が最適な状態を保つ
・出血増加
敵の出血量が増加する。
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おお、ボスだけのことがあるステータスをもってらっしゃる。
スキルの内容から予想するに両手の鋭い鎌で相手を傷つけて出血で弱ったところに止めを刺すのかのぉ?
ステータスも完璧に近接戦特化でスピードを活かして相手を翻弄しつつ手数で攻めるタイプと見た!
出血増加スキルもいい仕事するんじゃろうなぁ。
しか~し、しか~しである。
神である我にかかれば敵ではない!
(メア、フレア!我の雄姿を見ておるのじゃ!)
我は二人に高らかに宣言するとキラーマンティスに向けて襲い掛かる。
「「あ、りゅじんさま!」」
二人が我を呼び止めるが心配するでないぞ。
ボスに一人で?で挑むのは愚策だと言いたいのであろう?
神である我にそんな一般的な定説など全く無意味じゃ。
そんな風に余裕ぶっておったのがわるかったのじゃろうか?
でも我も神として巫女であるメアに良いとこを見せたいんじゃよ。
どんなに強がったところで我の見た目は鱗の生えた虫じゃしのぉ。
もうすぐキラーマンティスを間合いに納めるところまで近づいたのに臨戦態勢にならなにのに多少は疑問に思ったが我のほどの速さを持った敵に会ったこともなく驚いておるだけかボスとしてどっしり構えて迎撃するつもりなのじゃと思ったんじゃが違った。
いきなり横から衝撃を受けたのじゃ。
≪劣化龍麟≫のお蔭か傷つかなかったが衝撃で吹き飛ばされて木に背中を強かに打ち付けられた。
しかもキラーマンティスのヤツが我を見て嘲笑いやがったのじゃ!
ん?
虫の顔を見てそんなことがなぜ分かるのかだって?
そりゃ我も虫じゃかじゃが?
「りゅうじんさま、だから止めたんですよ?それなのに飛び出して。メアでも気が付いていたのに。それに偶には私の言うことも聞いてくださいよ。」
残念フレアに苦言を呈されてしまった。
(う、うむ、善処する。)
自分のミスを残念フレアに指摘された我は曖昧な返事で誤魔化しておく。
我に一撃をくれたヤツを鑑定してみた。
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種族 ハンターマンティス LV15/30
HP 114/114 MP 30/30
ちから 66
たいりょく 54
すばやさ 100
まりょく 38
スキル
鎌術 LV3
二鎌流 LV3
武器保全 LV1
身体強化 LV1
気配遮断 LV4
気配察知 LV2
称号
ハンター7
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むむ、≪気配遮断≫を持っておったから我は気づかなかったのじゃな。
え?我も魔力感知や気配察知を持っているじゃないかって?
・・・・すいません。
意識がキラーマンティスに集中して気が付きませんでした。
うむ、スキルを持っておっても使い手次第と言うことじゃな。
致命的な失敗する前でよかったのじゃ。
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ピコーン
称号≪稚拙な使い手≫を獲得
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Noo!!!!
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できませんでした。
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ふぅ。
危なかったぞ。
そんな称号を獲得したら我の威厳が地に落ちてしまう。
既に地に落ちているって?
いや、そんなことはない!
ないよな?
「りゅうじんさま遊んでないでキラーマンティスの相手をお願いします。私がハンターマンティスの相手をしますから。」
そうじゃな。
さっさとキラーマンティスを倒すか。
我のことを嘲笑ったことを後悔させてやるぞ。




